SBI証券を利用するメリットは?口コミでの評判や手数料・取扱商品についても解説
SBI証券は、SBIホールディングス傘下の国内最大級のインターネット証券です(旧商号:SBIイー・トレード証券株式会社)。取扱商品の豊富さ、手数料の安さ、使い勝手の良さ、などのメリットから多くの利用者に支持されています。
SBI証券の基本的な情報、良い口コミ・メリット、イマイチな口コミ・デメリット、について詳しく説明するだけでなく、SBI証券で投資を始めるまでの流れ、SBI証券利用時にかかる手数料、SBI証券の利用が向いている人の特徴、についてもご紹介します。
さらに、初心者にはSBI証券のNISA・つみたてNISAがおすすめ。SBI証券以外でチェックしておきたいおすすめ証券会社に関しても詳細に説明します。
目次
SBI証券の基本情報
SBI証券は、株式会社SBIホールディングス(本社:東京都港区)の子会社で、国内最大級のインターネット証券会社です。2000年11月に設立され、開設口座数は1,000万口座を超えています(2023年3月末時点)。
SBI証券では、国内株式、外国株式(米国、ロシア、中国、韓国、その他アジアの5ヶ国)、投資信託、FX、先物取引、オプション取引など、幅広い商品を取り扱っています。特に、国内株式の売買手数料は業界最安水準で、初心者から上級者まで幅広いユーザーに人気があります。
また、SBI証券では、使いやすいWebサイトとアプリを用意しています。さらに、さまざまなポイント投資にも対応しており、利用者の利便性が高いネット証券としても知られています。
運営会社 | SBIホールディングス株式会社 |
公式HP | https://www.sbisec.co.jp/ETGate |
口座数 | 約10,038,000口座 |
NISA | 〇 |
積立NISA | 〇(199銘柄:2023年7月21日時点) |
IPO実績 | 2022年:89社 2021年:122社 2020年:85社 2019年:82社 2018年:86社 |
投資信託 | 2,659本(2023年7月21日時点) |
外国株 | 米国株式:5,449銘柄)、中国株式、ロシア株式、韓国株式、アジア株(5ヶ国) |
ポイント投資・付与 | Tポイント 、Pontaポイント、dポイント、Vポイント(クレカ積立) |
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SBI証券の良い口コミ・メリット
SBI証券の良い口コミ・メリットは以下の通りです。
手数料が他のネット証券よりも安い
他のネット証券と比較しても、現物国内株式の売買手数料が格段に安い。さらに投資信託も安い手数料で購入することが可能。投資初心者から上級者まで幅広い利用者から絶大な人気を集めているのもよくわかる。手数料が高いと嘆いていた他の証券会社と取引している友人にSBI証券を紹介したら感謝された。
(40代、男性)
取引手数料(税込) | ・スタンダードプラン(1注文制) ~5万円:55円 ~10万円:99円 ~20万円:115円 ~50万円:275円 ~100万円:535円 ~150万円:640円 ~3,000万円:1,013円 3,000万円~:1,070円 |
・アクティブプラン(1日定額制) ~100万円:0円 ~200万円:1,238円 ~300万円:1,691円 以降100万円ごとに:295円 |
SBI証券の手数料は他のネット証券よりも安く、国内株式の売買手数料は1日の約定代金が100万円まで無料のため、投資信託も安い手数料で株の購入が可能であるという口コミが多く見受けられます。
他のネット証券と比較しても、手数料が圧倒的に安いです。そのため、投資初心者から上級者まで幅広い利用者から絶大な人気を集めています。
SBI証券は、SBIホールディングス傘下のネット証券であり、手数料の安さや取扱商品の豊富さを受けて、多くの利用者から支持されています。SBI証券の良い口コミ・メリットのひとつは、手数料が他のネット証券よりも安い点です。
ただし、手数料の安さだけで証券会社を選ぶのではなく、他の利便性や自分の生活スタイルにマッチしているか、などの検討も重要です。しかし、手数料の低さは他社に対して差別化できる、わかりやすいポイントではあります。
ネット出入金に対応している
SBI証券は、インターネットを利用した入出金に対応しています。インターネットバンキングから直接証券口座に資金を送金・出金可能。そのため、わざわざ銀行に足を運ぶ必要がなく、非常に便利。また、ネット出入金は24時間365日利用できるので、時間を気にせず資金を移動できる。
(50代、女性)
ネット出入金は、SBI証券の口座開設時と同時に申し込みできます。申し込みは簡単で、インターネットから数分で完了します。一度申し込みを済ませれば、いつでもネット出入金を利用可能です。
SBI証券の口座振替、カード振替、投資信託の積立など、さまざまな場面でネット入出金を利用できます。例えば、口座振替であれば、給与や年金などの収入を証券口座に振り込むことが可能です。
また、カード振替では、クレジットカードの支払いを証券口座から引き落とせます。さらに、投資信託の積立であれば、毎月一定額の資金を証券口座に振り込めば、投資信託を購入可能です。
SBI証券のネット出入金は、口座振替、カード振替、投資信託の積立などのさまざまなシーンで利用できる便利なサービスです。口座の開設時に同時に申し込んでおくと、いつでも資金を移動できるので、とても役に立つでしょう。
取扱商品が豊富
国内株式、外国株式、投資信託、FX、先物取引、オプション取引など、幅広い金融商品をSBI証券では取り扱っているので、自分に合った商品を見つけることができた。また、さまざまなキャンペーンやセールを随時開催していて、とてもお得に投資を始められた。
(30代、男性)
SBI証券では、さまざまな金融商品を幅広く取り揃えています。そのため、投資の初心者から上級者に至るまで、自分に合った商品を見つけられます。他のネット証券では取り扱い商品が限られている場合もあるため、大きなメリットのひとつです。
現物取引(国内株式) | 東証・JASDAQ・名証・福証・札証に上場している株式銘柄 |
IPO株 | 89社(2022年実績) |
投資信託 | 2,659本(2023年7月21日時点) |
外国株 | 米国・中国・韓国・ロシア・ベトナム・インドネシア・シンガポール・タイ・マレーシアの上場銘柄 |
円建て債券 | 個人向け国債、普通社債、転換社債型新株予約権付社債、円建外債 |
PTS夜間取引 | 私設取引システムを指しており、証券取引所の通常の取引時間外で取引できる |
eワラント | 1万円程度の少額から投資可能 |
信用取引 | 一般信用取引と制度信用取引を取り扱い |
単元未満株(S株) | 取引所における売買可能最低単位に満たない単元未満株への投資が可能 |
外貨建てMMF | 外国通貨建てのMoney Market Fund |
国内・海外ETF | 日経平均株価、業種別株価、などの指標や指数などへの投資が可能 |
外貨建債券 | 豪ドル建、南アフリカランド建、メキシコペソ建債券、など |
先物・オプション | SPAN証拠金(建玉ごとに証拠金を計算するのではなく、ポートフォリオ(建玉状況)全体から発生するリスクに応じて証拠金を計算する方法)採用で、より少ない証拠金でレバレッジを効かせた投資が可能 |
例えば、国内株式は、日本国内の企業の株式を売買するものですが、比較的リスクが低い投資商品です。外国株式は、日本国外の企業の株式を売買しますが、国内株式に比べるとリスクが高い一方で、高いリターンが期待できる利点もあります。
投資信託は、複数の銘柄に分散投資することでリスクを抑える金融商品で、初心者でも簡単に投資を始められます。
また、FXは、外国為替の両替レートの差額を利用して利益を得る金融商品です。リスクは高いものの、一方で高いリターンが期待できます。
先物取引は、将来の特定の時点に特定の価格で商品を売買する契約を結ぶ金融商品です。先物取引は、リスクが高いですが、高いリターンも期待可能です。
また、オプション取引は、将来の特定の時点に特定の価格で商品を売買する権利を買う金融商品です。オプション取引も、高いリスクはあるものの、高いリターンが期待できます。
IPO・外国株の取扱い数が多い
SBI証券は、IPOの取扱いが国内でトップクラスです。また、外国株の取扱っている数も多く、これも、国内のネット証券ではトップクラスだそうで、外国株に興味があったので、SBI証券に決めた理由です。IPOや外国株に投資したい方におすすめのネット証券です。
(40台、男性)
IPO(Initial Public Offering)とは、新しく株式を公開して資金を調達する方法です。IPOを行う企業は、上場することで、より多くの資金を調達できるようになり、企業の成長につながります。
また、IPOは、投資家にとっても、新しく成長が期待できる企業に投資するチャンスなのです。
外国株とは、日本国外の企業の株式です。外国株に投資すると、日本国内の株式に比べて、より高いリターンを得られる可能性があります。また、外国株への投資によって、世界経済の成長に対して、間接的な投資が可能です。
ネット証券におけるIPOの実績は、他社に比べて傑出しており、また外国株式の豊富な取扱銘柄も、SBI証券は他社と比べると、圧倒的な銘柄数を誇っています。こうした点に注目した口コミやメリットも大きな特徴のひとつです。
1株単位での取引が可能
SBI証券では、1株単位での取引ができるので始めやすいですよ。私は投資を始めたのは、1株単位なら少額でも気軽に始められるのは、利用者にとって非常にありがたいです。
(40代、女性)
1株単位での取引が可能な場合には、以下のようなメリットがあります。
- 少額から投資を始められる:通常、株式は100株単位で取引されるため、少額で投資を始めたい方にはハードルが高くなります。しかしSBI証券では、1株単位での取引ができるため、少額からでも株式投資が始められます。
- 分散投資がしやすい:分散投資とはリスクを抑えるために、複数の銘柄に投資する方法です。1株単位での取引ができれば、1つの銘柄に投資するのではなく、複数の銘柄に投資できるのでリスクを抑えられます。
- 手数料を節約できる:1株単位での取引では、100株単位での取引と比べると手数料が安くなる場合があります。1株単位の取引なら、手数料の節約もできます。
PTS取引を利用して夜間取引が可能
PTS取引を利用して夜間取引ができるのでありがたいです。株式市場は午前9時から午後3時までしか取引できないが、PTS取引を利用すれば、午後3時以降も取引ができますよ。日中は仕事で忙しい私のような人でも、夜間に取引できるのは非常にありがたいですね。
(40代、男性)
PTS取引の「PTS(Proprietary Trading Systemの略語)」とは、証券会社が自社の業務を効率的に推進・展開するために構築した独自の取引システムです。
SBI証券で実行されるPTS取引は、東京証券取引所の取引システムと連動しているため、東京取引証券所とほぼ同様の環境で取引できます。
PTS取引のメリットは、以下の通りです。
- 日中の取引時間に比べて値動きが活発
- 日中の取引時間に比べて手数料が安い
- 日中の取引時間に比べて取引量が多い
PTS取引は日中の取引時間に比べて値動きが活発であるため、より多くの利益を獲得できます。また日中の取引時間に比べて、手数料が安いのでコストを抑えられます。
さらに日中の取引時間に比べて取引量が多いため、より多くの取引もができます。
AI投資(ロボアドバイザー)でもポイントが貯まる
SBI証券では、ロボアドバイザーを利用することでもポイントを貯められます。
ロボアドバイザーはポイントが貯まらないことが多いと聞いているのですが、SBI証券では投資信託を積み立てるとポイントが貯められます。ロボアドバイザーで投資を始めてみたい人には良い証券会社だと思います。
(30代、女性)
AI投資はロボアドバイザーとも呼ばれており、各投資家のリスク許容度や目標値を踏まえて、資産運用を自動的に実行するサービスです。SBI証券のAI投資には「AI運用サービス SBI-Vital」と「AI運用サービス SBI-AMF」の2種類が用意されています。
AI運用サービス SBI-Vitalとは初心者向けのAI投資サービスで、投資経験が乏しくても比較的簡単に資産運用を始められます。またAI運用サービス SBI-AMFとは、中上級者向けのAI投資サービスなので既に投資の経験があって、より効率的に資産を運用したい人におすすめのサービスです。
またSBI証券のAI投資(ロボアドバイザー)には、手数料が安いというメリットがあります。さらにポイントが貯まるという点もメリットなので、AI投資(ロボアドバイザー)で投資を始めたい方におすすめです。
SBI証券はやばい?イマイチな口コミ・デメリット
続いてSBI証券に関するイマイチな口コミやデメリットについて、説明します。
システムトラブルがよく起こる
SBI証券は国内最大手のネット証券と言われているのに、システムトラブルがよく発生します。特にアクセスが集中するような場合にシステムトラブルが発生しやすいです。またシステムトラブルが発生した場合には、復旧までに時間を要する場合もある。その場合は投資家は大きな不便を強いられるおそれがります。
(50代、男性)
国内最大手のネット証券でユーザー数も多いため、SBI証券に対しては口コミも良いものが多いです。しかし一部にはイマイチな口コミや、デメリットも散見されます。その中でも特に問題視されているのが、システムトラブルです。
SBI証券のシステムトラブルに関する主なデメリットは以下の3つです。
- 株価が大きく動いた際にシステムトラブルが発生して、注文ができなかった
- アクセスが集中した日にシステムトラブルが発生して、ログインできなかった
- システムトラブルが発生して、取引が中断された
SBI証券のシステムトラブルは、過去にも何度か発生しています。システムトラブルを改善するために対策を講じていますが、完全に解消されているわけではありません。SBI証券を利用する場合にはシステムトラブルが発生する可能性があることを、認識しておくことが必要です。
メンテナンスで取引が出来ない時間が多い
SBI証券はメンテナンス時間が多い。SBI証券のメンテナンスは、基本的に毎月数回、定期的に実施されている。しかし、事前の通知もなく、急にメンテナンスが行われる場合がある。メンテナンス中は取引ができず、場合によってはチャンスを逃してしまうおそれもある。そのため、SBI証券の利用者としては、非常に不便を感じる。
(40代、男性)
メンテナンス時間が多いという口コミに対して、SBI証券としてはメンテナンス時間の短縮に努めています。しかしメンテナンス時間がかかっているという問題が、完全に解消されているわけではありません。SBI証券を利用する場合、メンテナンス時間に注意する必要があります。
以下は、SBI証券のメンテナンスに関する主な口コミです。
- メンテナンスが多いから、取引したいときに取引できない
- メンテナンスが長いため、取引に支障が生じている
- メンテナンスの告知が非常に遅い
こうした口コミから分かるように、SBI証券のメンテナンス時間は、ユーザーにとっては非常に不便な場合があります。
スマホアプリは商品ごとに個別にインストールが必要
SBI証券のスマホアプリは商品ごとに個別にインストールしなければならないため、面倒で煩雑。具体的には、株式、投資信託、仮想通貨など、商品ごとに個別にインストールが必要なため、複数の商品を利用するユーザーは、複数のアプリのインストールが必要。また、アプリの更新も個別に行う必要があるため、非常に手間がかかる。
(30代、女性)
上記の口コミから分かるように、SBI証券のスマホアプリは、ユーザーにとって不便な場合があるようです。SBI証券を利用する場合には、商品ごとにスマホアプリの導入が必要であることを認識しておく必要があります。
商品ごとにスマホアプリをインストールすることは、とても時間を要するし手間もかかるため、ユーザーフレンドリーな状態にあるとは言えません。
他の証券会社では、複数の金融商品に対応している統合アプリを開発・運用しているところもあります。
SBI証券も利用者の利便性を向上させるために、統合アプリの開発を進めています。新たに統合アプリがリリースされた場合には、ユーザーの利便性が大きく向上することが期待できます。
スマホでは使えない機能がある
SBI証券のスマホアプリでは、株式の取引や投資信託の購入など、多くの機能を利用できるものの、一部の機能はスマホでは利用できない。例えば、外国株式の取引やデリバティブ取引などは、スマホアプリでは利用不可。そのため、これらの機能を利用したい場合は、パソコンからログインが必要で面倒。
(50代、男性)
ユーザーの利便性を向上させるために、SBI証券ではスマホアプリの機能を拡充しています。しかし一部の機能は、まだスマホでは利用できません。SBI証券を利用する場合、スマホでは利用できない機能があることを認識しておく必要があります。
以下に、SBI証券のスマホアプリで利用できない機能の例を挙げます。
- 外国株式の取引
- デリバティブ取引
- 投資信託の積立
- ローンの申込み
- 窓口での取引
なおこれらの機能はスマホアプリからでなく、PC用サイトから利用できるので、パソコンからログインしましょう。またスマートフォンのブラウザで、「PCサイトを表示」機能を使うことで対応できる場合もあります。
iDeCo(個人型確定拠出年金)口座の解説に時間がかかる
SBI証券でiDeCo口座を開設する際に、口座開設手続きの説明や、iDeCoのメリット・デメリットについての説明がありました。しかし、これらの説明は、非常に長くて、わかりにくかったです。SBI証券でiDeCo口座を開設したい場合は、事前に自分でiDeCoについて調べておくことを推奨します。
(30代、女性)
上記の口コミのように、SBI証券でiDeCo口座を開設したい場合は、あらかじめ自分自身でiDeCoについて調べておきましょう。また、SBI証券のiDeCo口座開設手続きの説明は、動画で視聴できます。動画の方がわかりやすいため、動画で説明を聞く方法がおすすめです。
もちろん直接説明してもらうこともできますが、詳しく説明してもらえるため説明に長い時間がかかることが、デメリットとして挙げられます。自分でiDeCoについて知識を得たうえで、わからない部分について説明を受けるようにするとスムーズに口座開設ができます。
SBI証券で投資を始めるまでの流れ
SBI証券で投資を始めるまでの流れについて解説します。
口座開設方法
SBI証券の口座開設の流れは以下の4つのステップとなります。
- 口座開設の申込
- 本人確認書類の提出
- 口座開設審査の完了通知の受領
- 初期設定
公式HPから最初にメールアドレスを登録して、氏名・住所などの個人情報を入力して、口座開設を申し込みます。
ネットで口座開設を選んだ方は、口座開設状況画面からログインして提出書類(マイナンバー確認書類と本人確認書類)を提出します。提出書類によって、以降の流れが違っているため、注意が必要です。
提出書類の審査が完了したら、口座開設完了通知が送付されてきます。
本人確認書類の審査が完了したら初期設定が可能になります。初期設定は、取引を開始するまでの間に実行する必要があります。
口座開設に必要な書類
SBI証券の口座開設に必要な書類は、名前・生年月日・現住所が確認できる書類です。
具体的には、以下の書類のうちいずれか1点あれば口座開設ができます。
- 運転免許証
- 住民票の写し
- 健康保険証
- マイナンバーカード
上記の書類とは別に、マイナンバーカードを所有していない場合は、マイナンバー通知カードと運転免許証等の顔写真付きの本人確認書類を併せて提示する必要があります。
運転免許証
有効期限内の運転免許証を用意してください。運転免許証の画像ファイルの有効期限欄などの記載内容がきちんと確認できるように注意しましょう。また、住所を変更している場合は裏面の画像ファイルも必要になります。
住民票の写し
「発行後6ヶ月以内」の住民票の写しが必要です。また、発行日や発行印が不鮮明なものは手続きができないケースがあるので注意してください。
健康保険証
有効期限が記載されている健康保険証は、有効期限内であることを確認してください。現住所が記載されていることも確認しましょう。カード型の健康保険証であれば、現住所が記載されている裏面の画像ファイルも必要です。
SBI証券利用時にかかる手数料
SBI証券利用時にかかる手数料は取り扱い商品によって、以下のように異なります。
国内株式
国内株式の手数料はスタンダードプランと、アクティブプランの2つの体系があります。スタンダードプランは、1回の注文の約定代金に応じて以下の手数料が発生します。
- ~5万円:55円
- ~10万円:99円
- ~20万円:115円
- ~50万円:275円
- ~100万円:535円
- ~150万円:640円
- ~3,000万円:1,013円
- 3,000万円~:1,070円
アクティブプランは、1日の約定代金合計額に応じて、以下の手数料が発生します。
- ~100万円:0円
- ~200万円:1,238円
- ~300万円:1,691円
- 以降100万円ごとに:295円
現物取引手数料
現物取引とは、株式と売買代金(現金)をお互いに受け渡すことによって、実施される通常の取引をいいます。SBI証券では、株式の現物取引において、上述したスタンダードプランとアクティブプランの2つの料金体系を設定しています。
信用取引手数料
信用取引とは、現金・株式などを担保として証券会社に預けた上で、証券会社から資金を借りて株式を購入したり、株券を借用してそれを売却したりする取引を言います。
SBI証券の信用取引の手数料もスタンダードプランとアクティブプランの2つの料金体系を設定しています。
信用取引のスタンダードプランは、1回の注文の約定代金に応じて、以下の手数料がかかります。
- ~10万円:90円
- ~20万円:135円
- ~50万円:180円
- 50万円超:350円
一方、信用取引のアクティブプランは、1日の約定代金合計額に応じて、以下の手数料がかかります。
- ~100万円:0円
- ~200万円:800円
- 以降100万円増える毎に:400円ずつ増加
外国株式
SBI証券の外国株式の手数料は以下の通りです。
- 米国株式:約定代金の0.45%(税込0.495%)、最低手数料:0ドル、上限手数料:20米ドル(税込22米ドル)
- 中国株式:約定代金の0.26%(税込0.286%)、最低手数料:47香港ドル(税込51.7香港ドル)、上限手数料:470香港ドル(税込517香港ドル)
- 韓国株式:約定代金の0.9%(税込0.99%)、最低手数料:9,000韓国ウォン(税込9,900韓国ウォン)
- ロシア株式:約定代金の1.2%(税込1.320%)、最低手数料:500ロシアルーブル(税込550ロシアルーブル)
- ベトナム株式:約定代金の2%(税込2.2%)、最低手数料:1,200,000ベトナムドン(税込1,320,000ベトナムドン)
- インドネシア株式:約定代金の1%(税込1.1%)、最低手数料:238,000インドネシアルピア(税込261,800インドネシアルピア)
- シンガポール株式:約定代金の1%(税込1.1%)、最低手数料:28シンガポールドル(税込30.8シンガポールドル)
- タイ株式:約定代金の1%(税込1.1%)、最低手数料:761タイバーツ(税込837.1タイバーツ)
- マレーシア株式:約定代金の1%(税込1.1%)、最低手数料:76マレーシアリンギット(税込83.6マレーシアリンギット)
SBI証券の利用が向いている人の特徴
SBI証券の利用が向いている人の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
手数料を安く抑えたい人
SBI証券は国内最大手のネット証券で、手数料が安いという点でよく知られています。中でも株式取引手数料は業界最安水準であり、1日あたりの約定代金が100万円以下であれば、取引手数料は無料です(アクティブプランの場合)。
また投資信託の購入手数料も安く、10万円未満の投資信託であれば購入手数料は無料なので、手数料を安く抑えたい人には、おすすめの証券会社です。
三井住友銀行を普段から利用している人
SBI証券は三井住友銀行と提携しており、三井住友銀行の口座を保有している人は、SBI証券の口座開設が簡単に行えます。三井住友銀行を普段から利用している人には、おすすめの証券会社です。
以下は、SBI証券と三井住友銀行の提携によるメリットです。
- 三井住友銀行の口座を持っている人は、SBI証券の口座開設が簡単
- 三井住友銀行のATMでSBI証券の入出金が可能
- 三井住友銀行のインターネットバンキングでSBI証券の口座管理が可能
たくさんの商品から好きな銘柄を選びたい人
SBI証券は国内最大手のネット証券で、株式や投資信託など、幅広い商品を取り扱っています。そのため、たくさんの商品から好きな銘柄を選びたい人にもおすすめの証券会社です。
SBI証券では、幅広い商品をすべてインターネットで取引できます。またSBI証券には、初心者向けのコンテンツも充実しているため、投資が初めての人でも安心して利用が可能です。
取引でポイントを貯めたい人
SBI証券はTポイントと提携しており、SBI証券で取引をするとTポイントを貯められます。具体的には株式取引、投資信託の積立、クレジットカードなどの利用などでTポイントを貯められます。
株式取引では1日あたりの約定代金に応じてポイントが貯まり、投資信託の積立でも、毎月一定額を積み立てるとTポイントを貯められます。さらにSBI証券でクレジットカードを利用して決済する場合も、Tポイントが貯まります。
25歳以下の人
SBI証券では、25歳以下の人向けに、国内株式取引手数料が無料、投資信託の積立がポイントで還元される、口座開設でAmazonギフト券がプレゼントされるなどの特典を提供しています。
これらの特典を利用すれば、25歳以下の人は効率的に資産を運用できます。手数料が安いだけでなく、25歳以下の人向けに様々な特典を提供しています。
三井住友カードを持っていないならOliveがおすすめ
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5~5% |
海外旅行保険 | 最高2,000万円 |
国際ブランド | Visa |
申し込み対象 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
三井住友カード Oliveはキャッシュカード・クレジットカード・デビットカード・ポイント払いの、4つの機能が1枚に集約されているカードです。支払い口座の管理や支払いも一つにまとめられるので、便利に使えます。
カード番号も口座番号も記載がないナンバーレスカードで、シンプルかつおしゃれなデザインになっているのも特徴です。
年会費も無料で、満18歳以上であれば誰でも申し込みが可能です。取引に応じて最大20%還元でVポイントが貯まり、他のポイントに変換もできるのでお得に利用できるカードです。
またATM利用手数料も24時間無料・月三回までなら他行宛の振込手数料も無料と、銀行口座としても便利なサービスが数多くあるため、ぜひ口座を開設して三井住友カード Oliveを作ってみることをおすすめします。
初心者にはSBI証券のNISA・つみたてNISAがおすすすめ
初心者にはSBI証券のNISA・つみたてNISAがおすすめだと言われていますが、SBI証券のNISA・つみたてNISAのメリットや注意点について解説します。
SBI証券のNISA・つみたてNISAのメリット
NISA・つみたてNISAは少額から始められるため、初心者でも気軽に資産運用を始められます。
また非課税投資枠が広いので、効率的に資産を増やせます。NISA・つみたてNISAの口座開設が簡単で手数料も安いため、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応しています。
SBI証券のNISA・つみたてNISAの注意点
NISA・つみたてNISAは、非課税で投資ができるため、資産を効率的に増やせます。しかし、非課税投資枠は、年間120万円(NISA)、40万円(つみたてNISA)、に限られています。また、非課税期間は5年間です。
そのため、非課税投資枠を有効に活用するためには、長期的な視点で投資を行う必要があります。
また、NISA・つみたてNISAで投資できる投資信託は限られています。そのため、SBI証券の投資信託の種類を十分に比較検討してから投資を行う必要があります。さらに、投資信託には運用コストがかかるため、手数料が安くても注意が必要です。
最後に、NISA・つみたてNISAは、価格変動リスクがあるため、元本割れのリスクがあります。そのため、投資を行う前に、リスクを十分に理解しておくという点も非常に重要です。
SBI証券以外でチェックしておきたいおすすめ証券会社3選
SBI証券以外でチェックしておきたいおすすめ証券会社として、以下の3社について解説します。
楽天証券
運営会社 | 楽天グループ株式会社 |
公式HP | https://www.rakuten-sec.co.jp/ |
口座数 | 約9,000,000口座 |
取引手数料(税込) | ・超割コース(1注文制) ~5万円:55円 ~10万円:99円 ~20万円:115円 ~50万円:275円 ~100万円:535円 ~150万円:640円 ~3,000万円:1,013円 3,000万円~:1,070円 |
・いちにち定額コース(1日定額制) ~100万円:0円 ~200万円:2,200円 ~300万円:3,300円 300万円~:以降100万円ごとに1,100円 |
|
NISA | 〇 |
積立NISA | 〇(193銘柄、2023年7月21日時点) |
IPO実績 | 2022年:65社 2021年:74社 2020年:38社 2019年:26社 2018年:10社 |
投資信託 | 2,631本(2023年7月21日時点) |
外国株 | 米国株式(5,153銘柄)、中国株式、アセアン株(4ヶ国) |
ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(現物国内株式・投資信託・米国株式<円貨決済>・バイナリーオプションで利用可能) |
楽天証券は、楽天グループの金融商品取引業者です。2000年に設立され、現在では国内最大級のネット証券となっています。国内株式、外国株式、投資信託、FX、確定拠出年金など、幅広い金融商品を取り扱っています。
また、楽天ポイントを使って投資ができる「楽天ポイント投資」や、ロボアドバイザー「楽ラップ」など、独自のサービスも提供しています。
マネックス証券
運営会社 | マネックスグループ株式会社 |
公式HP | https://www.monex.co.jp/ |
口座数 | 1,993,621口座 |
取引手数料(税込) | ・取引毎手数料コース(1約定制) ~5万円:55円 ~10万円:99円 ~20万円:115円 ~50万円:275円 ~100万円:535円 ~150万円:640円 ~3,000万円:1,013円 3,000万円~:1,070円 |
・一日定額手数料コース ~100万円:550円 100万~:300万円ごとに2,750円 月間利用ボックス(約定金額300万円ごとの売買)数:21回目からは2,475円 121回目からは1,815円 |
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NISA | 〇 |
積立NISA | 〇(169銘柄) |
IPO実績 | 2022年:61社 2021年:65社 |
投資信託 | 1,368本 |
外国株 | 米国株式(4,917銘柄)、中国 |
ポイント投資・付与 | マネックスポイント(株式手数料・仮想通貨あるいは他ポイントに交換可) |
マネックス証券は、1999年に設立されたオンライン証券会社です。国内株式、外国株式、投資信託、FX、仮想通貨などの金融商品を取り扱っており、特に国内株式の取引量は業界トップクラスです。
また、独自の投資情報サイト「マネックス証券のマーケット情報」や、投資教育サービス「マネックス証券の投資講座」などを提供しています。
マネックス証券の特徴は、低コストで多彩な金融商品を扱っている点です。国内株式のインターネット取引手数料は業界最安水準で、投資信託も最低100円から購入できます。また、FXや仮想通貨などの取引も可能です。
PayPay証券
運営会社 | PayPay証券株式会社 | ||
公式HP | https://www.paypay-sec.co.jp/ | ||
口座数 | 324,000口座 | ||
取引手数料(税込) | ・国内現物 ~50万円:250円 ~100万円:5,000円 ~300万円:15,000円 |
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NISA | 〇 | ||
積立NISA | 〇(40以上) | ||
IPO実績 | 2018年:1社 | ||
投資信託 | 8本 | ||
外国株 | 米国株式 | ||
ポイント投資・付与 | PayPayポイント |
PayPay証券は、ソフトバンクグループの金融商品取引業者です。2018年に設立され、2021年12月には国内のネット証券で5番目の口座数を達成しました。
PayPay証券の特徴は、低コストで気軽に株式投資が可能な点にあります。株式の取引手数料は、国内株式が約定代金の0.55%(税込250円)、米国株式は約定代金の0.15%(税込)です。
また、少額から投資ができる「1株から株を買えるサービス」や、PayPayポイントを使って投資ができる「PayPayポイント投資」など、初心者でも気軽に始められるサービスを提供しています。
SBI証券に関するFAQ
SBI証券に関するよくある質問とその回答は以下の通りです。
SBI新生銀行と住信SBIネット銀行どっちが同時開設におすすめ?
SBI新生銀行と住信SBIネット銀行は、どちらもSBIホールディングス傘下のネット銀行ですが、どちらの銀行がおすすめかは、以下のように利用目的によって異なります。
- 普通預金の金利を重視したい場合は、SBI新生銀行がおすすめ
- ATM手数料を節約したい場合は、住信SBIネット銀行がおすすめ
- 投資信託の積立をしたい場合は、両方口座を開設するのがおすすめ
SBI証券が倒産したら補償は受けられる?
SBI証券が倒産した場合、顧客の預かり金は、金融商品取引法に基づいて日本投資者保護基金によって補償されます。補償額は、1人あたり1,000万円が上限です。
ただし、投資信託の解約時の基準価額が1,000万円未満の場合、補償は1,000万円に満たなくても支払われます。
SBI証券はデモトレードが使える?
SBI証券ではデモトレードを利用できます。デモトレードとは、実際のお金を使わずに、仮想のお金を使って株式やFXなどの取引を体験できるサービスです。デモトレードを利用する場合は、SBI証券の口座開設が必要です。
口座開設は無料で、インターネットから簡単に申し込めます。
まとめ
SBI証券は、SBIホールディングスに属している国内最大級のネット証券で、低コストで多彩な金融商品を取り扱っています。口コミでの評判も良く、他のネット証券と比べると、手数料や取扱商品についても優れています。
システムトラブルが起こることやメンテナンスで取引できないことがあるなど、利用中にシステム異常なる可能性もあります。
しかし、ネットでの入出金もできるため利便性がよく、初心者から上級者まで幅広いユーザーにおすすめのネット証券です。
また、SBI証券以外でチェックしておきたいおすすめの証券会社も紹介しましたので、自分にぴったりな証券会社を探しましょう。
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