auカブコム証券の評判・口コミは悪い?メリット・デメリットや口座開設手順を徹底解説
auカブコム証券は、安心と信頼のMUFGグループが運営している証券会社です。
株、米国株、FX、投資信託、NISA、ポイント投資など豊富なサービスをネット証券最安水準の手数料で提供しています。
信用格付「AA」ランクで、主要ネット証券No.1の実績を持ちます。
auカブコム証券の基本情報やメリット・デメリットを確認して、実際に口座開設するかどうかを検討してください。
目次
auカブコム証券の基本情報
auカブコム証券は、19994年設立のauカブコム証券株式会社が運営している証券会社で、電子決済等代行業者登録関東財務局長(電代)第18号を取得しています。
2019年12月1日には「カブドットコム証券」から「auカブコム証券」に名称を変更しています。auカブコム証券では、投資信託や現物株式、FXやNISAなどの商品を取り扱っています。
資産運用に利用できるツールやアプリも充実しているため、初めて資産運用を始める人にもおすすめな証券会社です。
バックシステムからフロントシステムまでを内製化することで、特色のあるサービス展開と高い経営効率性を実現しているのが特徴です。
口座数 | 160万口座以上 |
---|---|
取引手数料(税込) | 【ワンショット(1注文制)】 ~5万円:55円 ~10万円:99円 ~20万円:115円 ~50万円:275円 ~100万円:535円 100万円~:約定金額×0.099%+99円 |
NISA | 〇 |
積立NISA | 〇 |
IPO実績 | 23社(2022年) / 42社(2021年) |
投資信託 | 1,651本 |
外国株 | 米国株式(1,877銘柄) |
コールセンター受付時間 | 平日:8:00~16:00 |
auカブコム証券の悪い評判・デメリット
ここからは、auカブコム証券の悪い評判とデメリットについて解説します。
auカブコム証券には、次のようなデメリットがあります。
つみたてNISAの取り扱いが少ない
auカブコム証券はつみたてNISAの取り扱いが少なく、現在は206本程度を取り扱っています。
大手総合証券会社である野村証券は7本、大和証券は26本なので、auカブコム証券のほうが取り扱い本数は多くなっています。
取扱い銘柄の206本の中に購入したい銘柄があるなら、auカブコム証券でNISAを運用しても問題ありません。auカブコム証券はポイント積み立てもでき、24,000円以上の投資信託を購入すればPontaポイントが自動的に貯まります。
外国株式の取り扱いが米国のみ
auカブコム証券は外国株式の取り扱いが米国のみというデメリットもあります。
中国や韓国、ロシアなどのさまざまな外国株を取り扱っている他の証券会社と比べると、少し物足りなさを感じてしまうこともあるでしょう。
証券会社 | 外国株取扱国数 |
---|---|
auカブコム証券 | 1ヵ国(米国) |
SBI証券 | 9ヵ国(米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア) |
楽天証券 | 6ヵ国(米国、中国、シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシア) |
マネックス証券 | 2ヵ国(米国、中国) |
松井証券 | 1ヵ国(米国) |
auカブコム証券は他の国の外国株で取引したい人には、あまり向かない証券会社です。ただし、他の証券会社と同様に今後サービスが拡大すれば、他の国の株式を取引できる可能性は十分にあります。
auプチ株の手数料が高い
auカブコム証券はauプチ株の手数料が高いというデメリットもあります。
auプチ株の手数料は、約定代金の0.55%、最低手数料は52円(税込)なので、一見手数料が安いように感じますが、株式の購入には52円(税込)、売却時には52円(税込)と、合計104円(税込)の手数料が最低でも発生します。
他の証券会社では、取引金額によって手数料が無料の場合もあります。auプチ株は少額で取引できるというメリットはありますが、手数料がかかり比較的高額なため、理解したうえで取引をしましょう。
auカブコム証券の良い評判・メリット
ここからは、auカブコム証券の良い評判・メリットを紹介します。
auカブコム証券には、次のようなメリットがあります。
1株からの投資が可能
auカブコム証券では取引単位に満たない1株からでも取引できる「プチ株」を用意しています。
プチ株には、まとまった資金が必要ありません。
通常、株式取引では100株単位で取引するケースが多いですが、auカブコム証券のプチ株なら数百円程度から買付ができます。
少額から株式取引をしてみたい人にとっては嬉しいメリットと言えるでしょう。
また、少額投資はただ単純に投資額が少ないというメリットだけでなく、株価が下がったとしても損失額が少ないというメリットもあります。
株式取引初心者で、少額から経験を積みたいと考えている人にも、auカブコム証券はおすすめです。
au Payカードのクレカ積立でポイント1%還元
auカブコム証券では、毎月積み立てで買い付けた投資信託の約定金額に応じてポイント1%が還元されます。
決済方法をクレジットカードにしておくだけでどんどんPontaポイントが貯まるのは嬉しいメリットです。
貯まったPontaポイントは、プチ株の投資や投資信託の購入に充てることが可能です。
ポイントが付与される割合は年率0.24%で、クレカ積立のポイント付与と合わせると、最大1.24%のポイントが還元されます。
毎月の上限額は5万円ですが、十分お得にPontaポイントを貯められます。
kabuステーションが使いやすい
auカブコム証券は、kabuステーションが使いやすいというメリットがあります。
kabuステーションとは、パソコン上で株式情報やニュースなどを配信する投資情報ツールで、国内現物株式や国内信用取引、米国株式、先物・オプション取引の発注機能を兼ねそろえたサービスです。
現物株式・信用取引はもちろん、先物・オプション取引において、 プロの機関投資家と同等レベルの機能の数々を自宅で利用できます。
初めて使用する場合も、約30分で主要機能をマスターできる「kabuステゼミナール」を用意しているので、安心です。
主要なマーケットの指標や為替情報、銘柄ごとのニュースがリアルタイムで確認できるのはもちろんのこと、当日の値上がり率、売買高、信用残増減等がランキング化されているので、かなり便利です。
通常プランは990円(税込)/月からですが、取引実績や口座状況に応じて、無料で利用できます。
kabuステーションの概要 | 内容 |
---|---|
対象商品 | 現物株式、信用取引、先物取引、オプション取引 |
銘柄登録 | 2,000銘柄(50銘柄 × 40シート) |
銘柄情報 | 複数気配 / Time & Sales、日中足チャート / 個別ニュース 銘柄個別基本情報 / 銘柄個別指標 / 銘柄個別業績 / 証金残・信用残 |
注文方法 | 発注パネルより注文 フル板発注(板発注) 2WAY注文 プリセット注文 リスト発注 バスケット注文 |
注文約定照会 | 自動更新 / リスト訂正 / 一括取消 / ソート機能 |
チャート | ローソク / ライン / 一目均衡表 / 新値足 / P&Fなど |
ニュース | MINKABU PRESSニュース / 投資情報室 / auカブコム証券からお知らせ |
Pontaポイントが貯まる&使える
auカブコム証券は、Pontaポイントが貯まる&使えるのも嬉しいメリットです。
投資信託の購入でPontaポイントが貯まるのはもちろん、日常生活やお買い物で貯まったPontポイントは、投資信託やプチ株を購入することができます。
さらに、投資信託なら持っているだけで、Pontaポイントが貯まります。
貯まったポイントは追加の投資に使えたり、190万か所以上の店舗・サービスで利用できます。
月間平均保有残高 | 100万円未満 | 100万円以上~3,000万円未満 | 3,000万円以上 |
---|---|---|---|
通常銘柄 | 0.05% | 0.12% | 0.24% |
例えば、通常銘柄の月間平均保有残高が100万円の場合、「100万円×0.12%÷12= 100.000」となるため、100Pontaポイントをゲットできる仕組みです。
通常銘柄の月間平均保有残高が50万円の場合、「50万円×0.05%÷12= 20.8333」で20Pontaポイントを獲得できます。
auユーザーは手数料が割引になる
auカブコム証券は、auユーザーなら手数料割引になる点も、嬉しいメリットです。
まだauユーザーじゃなくても、auカブコム証券会員サイトでau IDを登録すれば、現物取引(プチ株、積み立ては対象外)の売買で手数料が最大1%割引になります。
このことからも、auカブコム証券はauユーザーにとって大きなメリットが得られることが分かるでしょう。
なお、今後KDDI株を取得すると、100株以上で現物および信用取引手数料が最大15%割引になる「au割+」も用意されています。
そのため、今後KDDI株を取得したいと考えている人にもauカブコム証券はおすすめです。
auカブコム証券でできる主な投資内容
ここからは、auカブコム証券でできる主な投資内容について、それぞれ紹介します。
- 現物株式投資(国内・米国)
- プチ株®(単元未満株)
- FX
- NISA・つみたてNISA
- iDeCo
現物株式投資(国内・米国)
auカブコム証券では、現物株式投資(国内・米国)の取引が可能です。
国内株式の場合は通常100株単位で取引することになりますが、米国株式の場合は全ての上場株式・ETF・ADRを1株単位で取引できます。
【ワンショット】
取引金額 | 手数料(税込) |
---|---|
0円超5万円以下 | 55円 |
5万円超10万円以下 | 99円 |
10万円超20万円以下 | 115円 |
20万円超50万円以下 | 275円 |
50万円超100万円以下 | 535円 |
100万円超 | 約定金額×0.099%(税込)+99円 |
【1日定額】
取引金額/1日 | 手数料(税込) |
---|---|
0円~100万円以下 | 無料 |
100万円超200万円以下 | 2,200円 |
200万円超300万円以下 | 3,300円 |
300万円超400万円以下 | 4,400円 |
400万円超500万円以下 | 5,500円 |
500万円超 | 100万円毎に1,100円加算 |
プチ株®(単元未満株)
プチ株®(単元未満株)とは、1株から売買できるauカブコムの独自のサービスです。
例えば、1単元100株の銘柄の株価が1万円の場合、最低でも購入資金として100万円が必要になります。
しかし、プチ株では1株1万円から購入できます。
100株や1,000株の株式でも1株から売買できるので、少額投資ができるということです。
【手数料の例】
約定代金 | 手数料(税込) | 詳細 |
---|---|---|
9,000円 | 52円 | 最低手数料適用 |
20,000円 | 110円 | 料率0.55%(税込)適用 |
20,001円 | 110円 | |
29,999円 | 163円 | |
30,000円 | 165円 |
FX
auカブコム証券では、FXの取引もできます。
保有している株式と投資信託の両方をFXの証拠金として利用できるので、便利です。
auカブコムFXは低スプレッド、スマホ専用アプリ・高機能トレードツール・全自動システムトレードなどの特徴を持ち、現金0円でもすぐに取引ができます。
【スプレッド表】
通貨ペア
スプレッド
米ドル/円(USD/JPY)
0.2銭
ユーロ/円(EUR/JPY)
0.5銭
英ポンド/円(GBP/JPY)
1.0銭
豪ドル/円(AUD/JPY)
0.6銭
スイスフラン/円(CHF/JPY)
4.0銭
カナダドル/円(CAD/JPY)
2.8銭
NZドル/円(NZD/JPY)
2.2銭
南アフリカランド/円(ZAR/JPY)
3.0銭
トルコリラ/円(TRY/JPY)
-
メキシコペソ/円(MXN/JPY)
0.3銭
中国人民元/円(CNH/JPY)
0.9銭
シンガポールドル/円(SGD/JPY)
4.8銭
香港ドル/円(HKD/JPY)
2.8銭
ノルウェークローネ/円(NOK/JPY)
3.8銭
スウェーデンクローナ/円(SEK/JPY)
3.8銭
ポーランドズロチ/円(PLN/JPY)
8.8銭
チェココルナ/円(CZK/JPY)
3.0銭
ハンガリーフォリント/円(HUF/JPY)
0.63銭
ユーロ/米ドル(EUR/USD)
0.4pips
英ポンド/米ドル(GBP/USD)
1.0pips
豪ドル/米ドル(AUD/USD)
1.8pips
NZドル/米ドル(NZD/USD)
1.8pips
ユーロ/英ポンド(EUR/GBP)
1.0pips
ユーロ/豪ドル(EUR/AUD)
1.5pips
英ポンド/豪ドル(GBP/AUD)
3.3pips
豪ドル/NZドル(AUD/NZD)
2.8pips
NISA・つみたてNISA
auカブコム証券では、NISA・つみたてNISAも可能です。
つみたてNISAの取扱い数はSBI証券や楽天証券と比較すると少ないですが、それでも差分10~20程度です。
そのため、初心者はそこまで気にする必要はありません。
購入時手数料 | 0円 |
---|---|
解約(売却)時手数料 | 0円 |
口座維持手数料 | 0円 |
負担する信託報酬 | 低水準(商品ごとに異なります) |
iDeCo
auカブコム証券は、iDeCoも運用できます。
運営管理手数料は0円、対象投信の保有残高に応じてポイントが貯まるメリットもあります。
また、積立額のシミュレーションや運用資産の管理までスマホ一つで完結し、多様な運用スタイルに合わせて厳選された商品を提供してくれるから初心者でも安心です。
国民年金基金連合会 | 105円/月 |
---|---|
運営管理機関(運営管理手数料) | 0円 |
信託銀行 | 66円/月 |
合計 | 171円/月 |
auカブコム証券の口座開設までの流れ
ここからは、auカブコム証券の口座開設までの流れについて解説します。
- 口座開設の方法を選ぶ
- 必要な情報を入力する
- 本人確認書類の提出する
- 審査の実施
- 口座開設完了
STEP①:口座開設の方法を選ぶ
まずは、auカブコム証券の口座開設の方法を選びましょう。
auカブコム証券では、インターネット、郵送、アプリで口座開設が可能です。
郵送だと口座開設までに時間がかかってしまうので、インターネットかアプリから申込をするのがおすすめです。
インターネットで口座開設をする場合、「インターネットで口座開設する」のボタンをクリックして氏名・メールアドレスを入力してください。
STEP②:必要な情報を入力する
次に、連絡先や住所、勤務先など必要な情報を入力します。
なお、ここで入力する情報と、本人確認書類での情報が相違している場合、口座開設をすることができないので注意してください。
最後に、「特定口座」に関する項目があるので、NISAで口座開設をするのか、特定口座で口座開設をするのかを決めておくとスムーズです。
STEP③:本人確認書類の提出する
次に、本人確認書類の提出です。
インターネットで口座開設をする場合、書類はインターネット上で提出でき、アプリで口座開設をする場合も同様です。
本人確認書類の提出方法はシンプルです。
「ファイルを選択」をクリックして、事前に撮っておいた本人確認書類の写真を選択し、提出するだけでOKです。
なお、マイナンバーに関する書類もインターネット上で簡単に提出できます。
STEP④:審査の実施
次に、入力した情報と本人確認書類をもとに、審査が行われます。
ここで行われる審査は、入力した情報と提出書類に相違がないかの確認です。
ローン審査のように厳しいものではないので安心してください。
STEP⑤:口座開設完了
全ての手続きが完了すると、口座開設完了です。
口座開設の手続きが完了した後は、auカブコム証券の口座番号のパスワードが記載された「口座開設のご通知」が自宅に郵送されるので、大切に保管しておきましょう。
後は、取引したい銘柄を選んで、取引スタートです。
auカブコム証券に関するよくある質問
最後に、auカブコム証券に関するよくある質問にまとめて回答していきます。
次のような質問に回答していきますので、参考にしてください。
- auカブコム証券のつみたてNISAに関する評判は?
- auカブコム証券は初心者でも大丈夫?
- auカブコム証券とSBI証券の違いは?
- auカブコム証券がなくなるという噂は本当?
- auカブコム証券はどの銀行と連携できますか?
auカブコム証券のつみたてNISAに関する評判は?
auカブコム証券のつみたてNISAに関する評判を調査してみると、「Pontaポイントがお得に貯まって嬉しい!」「使いやすい」などの声があります。
ですが、「投資信託の本数が少ない」「米国株しか取引できない」という点を指摘している人もいました。
中には厳しい意見もありますが、実際にauカブコム証券でつみたてNISAを運用している人は多いです。
auカブコム証券は初心者でも大丈夫?
auカブコム証券は初心者でも問題ありません。
むしろ、100円からの少額投資ができたり、Pontaポイントを貯められたりなど、初心者には特におすすめしたい証券会社です。
公式サイトでは投資信託の仕組みやメリットについて詳しく解説されているコンテンツも充実しているので、安心して取引できるでしょう。
auカブコム証券とSBI証券の違いは?
auカブコム証券とSBI証券は、手数料やサービスなどはほぼ互角の充実度です。
2社で大きく違う点は、米国株以外の取り扱いがあるか、IPO銘柄が多いかの2点です。
SBI証券では、9ヵ国(米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア)の取引が可能ですが、auカブコム証券は米国株のみになります。
また、IPOの銘柄もSBI証券の方が多いです。
もしもauカブコム証券とSBI証券の2社で悩んでいるなら、外国株やIPOに興味がある人はSBI証券の方が向いています。
それ以外なら、auカブコム証券の方が向いていると言えるでしょう。
auカブコム証券がなくなるという噂は本当?
auカブコム証券が無くなることは、現時点では決まっていません。
2019年8月29日には上場が廃止になったことを受けて「なくなるのでは?」「サービスが祝縮小されるのでは?」と不安に感じている人もいると思いますが、上場廃止といっても経営が破綻したわけではありません。
現在も主要なネット証券の一角として、サービスを提供しています。
auカブコム証券はどの銀行と連携できますか?
auカブコム証券は、「三菱UFJ銀行」、「三井住友銀行」または「みずほ銀行」のいずれか1か所の合計2箇所で利用できます。
なお、「みずほ銀行」または「三井住友銀行」については、別途Webでの手続きが必要になるケースもあります。
まとめ
auカブコム証券は、
- 1株からの投資が可能
- au Payカードのクレカ積立でポイント1%還元
- kabuステーションが使いやすい
- Pontaポイントが貯まる&使える
- auユーザーは手数料が割引になる
などの良い評判・メリットがあります。
中には厳しい意見もありますが、それはauカブコム証券に限ったことではありません。
auカブコム証券は、特にPontaポイントが貯まったり、auユーザーなら手数料が割安になる点が嬉しいポイントです。
NISAやiDeCoにも対応しているので、ぜひこの機会にauカブコム証券で口座開設をしてみてはいかがでしょうか。
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