本サイトにはPRを含みます。

新登場のJCBカードSの評判・口コミチェック!JCBカードとの違いやメリット・デメリットを解説

2024.02.22

大手クレジットカード会社であるJCBが2023年12月5日より、「JCBカードS」の発行を開始しました。

年会費が有料だった「JCB一般カード」の後釜として登場したこのカードは、ポイント還元率の高さはもちろんのこと、持っているだけでお店やサービスの料金がお得になるのが最も大きな特徴です。

JCBカードSはほかのクレジットカードと比較してどのようなメリットがあるのか、また申し込み手順等について解説します。

JCBカードSの基本情報

JCBカードS

カード名 JCBカードS
年会費 無料
申し込み条件 18歳以上(高校生を除く)で本人または
配偶者に一定以上の収入がある人
旅行傷害保険 海外のみ:最高2,000万円 (死亡・後遺障害の場合)
ショッピング保険 海外のみ:最高100万円
スマホ保険 年間最高30,000円(1事故につき自己負担額10,000円)

JCBカードSは、株式会社JCBが2023年12月5日に新たに発行したクレジットカードです。JCBは日本で唯一の国際ブランドで、安心して利用できるクレジットカード会社です。

申し込み資格は高校生を除く18歳以上で、本人か配偶者に一定の収入がある人です。配偶者に一定の収入があれば申し込み可能ということは、専業主婦であってもカードを作成できる可能性が高く、JCBカードSは比較的作成しやすいカードです。

JCBカードSには海外旅行のみですが、旅行保険が付帯されていて、旅行先で死亡したり、重い後遺障害が残った場合は最大2,000万円の給付金が支払われます。

また、こちらも海外旅行限定でショッピング保険も付帯されていて、海外で購入した買い物が盗難に遭ったり破損したりした場合は最大100万円 まで保証されます。

JCBカードSの特徴・メリット

優待サービスや優待割引に特化したJCBカードSにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

年会費は永年無料

JCBカードSは年会費が永年無料です。JCBオリジナルシリーズの中で、年会費が永年無料となっているのは、JCBカードWのみでしたが、JCBカードSが追加されたことで、年会費無料のJCBカードにも選択肢が生まれました。

JCBカードSのSは、「スタンダード」のSで、今回JCBカードSが新たに発行されたことで、JCB一般カードは2024年1月31日(水)に新規発行を終了します。なお、すでにJCB一般カードをお持ちの方は、引き続き利用できます。

また、従来のJCB一般カードでは家族カードを作成する際にも1枚あたり年会費440円が必要でしたが、JCBカードSでは家族カードも年会費無料となっています。

充実の優待サービス「JCBカードS 優待 クラブオフ」を利用可能

JCBカードS最大のウリが「JCBカードS 優待 クラブオフ」と呼ばれる優待サービスです。

JCBカードS 優待 クラブオフではグルメ・レジャー・エンタメ・ショッピング・スポーツなどあらゆるジャンルが対象となっていて、優待サービスが受けられる施設やサービスは国内外20万ヵ所以上あります。

出かける前にJCBカードS 優待 クラブオフの対象の施設やサービスが近くに無いか調べておいて損はありません。更にこのサービスが適用されるのは、本人だけではなく、家族(配偶者、子など2親等まで)も対象範囲内となっています。

年間3万円まで補償のスマホ保険が付帯

今や生活必需品となっているスマートフォンですが、外出先で使っていて落としてしまい、画面が割れてしまったという経験をした事がある人は多いのではないでしょうか。

画面が割れてしまった場合、機種によっては5万円以上の修理費用が必要となり、かなり手痛い出費となってしまいますが、JCBカードSには「スマホ保険」が付帯されています。

年会費無料のクレジットカードでスマホ保険が付いているのは珍しく、JCBカードS独自の特徴と言えるでしょう。

補償額は年額30,000円が上限(自己負担額10,000円)なので、全額保証というわけにはいかないものの、かなりの費用をカバーできるのは心強いです。

ただし、スマホ保険が適用されるには以下の条件を満たす必要があります。

補償対象

  • 購入後24ヶ月以内のスマートフォン

適用条件

  • カード本会員のスマートフォンであること
  • 対象スマートフォンの通信量支払いにJCBカードを指定
  • 対象スマートフォンの通信料を直近3ヶ月以上連続で支払う

セキュリティ性が高く不正利用時にも安心

JCBカードSは、セキュリティに関するサービスも非常に充実しています。付帯されているセキュリティサービスは以下の通りです。

  • ご利用通知&使いすぎアラート
  • 不正検知システム
  • 本人認証サービス
  • カードの紛失・盗難保証

クレジットカードは目に見えてお金が減るわけではないため、自分がどれだけ使っているのか把握しづらいですが、利用した際や設定金額に達した場合に知らせてくれると使い過ぎを防止できます。

また、不審なカード利用のチェックを常に行なっているほか、ネットショップ利用時は本人確認が必要になる場合が多いため不正に利用される事もありません。

万が一紛失や盗難で他人に利用されたとしても、損害額を補償してもらえます。

ナンバーレスカードを片面・両面から選べる

JCBカードSは、ナンバーレスカードを選択できますが、ナンバーレスカードでも更に両面に番号がないものと、表面のみナンバーレスになっているものとを選べます。

両面にナンバーがないものは店頭での買い物時に他人に番号を知られずに済みますが、ネットショッピングの際に番号をカードで確認できないというデメリットがあります。

裏面のみナンバーが記載されているものならば、店頭で番号を見られる事もほとんどないですし、ネットショッピングではすぐに番号を確認できるので便利です。

バイオマスカードも発行可能

JCBカードSではバイオマスカードを発行できます。バイオマスカードは、カード作成の際に植物由来の原料を一部使用しているカードです。

バイオマスカードを作成しても特別な特典があるわけではありませんが、環境に配慮したカードを選ぶというのは未来の地球を考える上では間違いなくメリットです。

JCBカードSの注意点・デメリット

JCBカードSは特に優待やサービス面でとても充実した内容になっている事が分かりました。しかしそれ以外の部分を、他のカードと比べると、劣っている部分がいくつかあります。

JCBカードSのデメリットについても解説します。

基本のポイント還元率は0.5%と低め

クレジットカードを新たに作成する際に。ポイント還元率を重要視している人はとても多いのではないでしょうか。

残念ながらJCBカードSで買い物をした際の還元率は、基本0.5%となっており、大多数のクレジットカードと還元率は変わりありません

楽天カードやdカードは、普通に利用してポイント還元率が1%となっていて、普段使いを重要視するのであれば、JCBカードSよりも効率よくポイントを貯める事ができます。

また、後ほど詳しく解説しますが、同じJCBから発行されている「JCBカードW」も通常還元率が1.0%となっており、ポイントを貯めることをメインに考えているのであれば、こちらの方が適しています。

国際ブランドの選択肢はJCBのみ

クレジットカードには国際ブランドを付帯させる事ができます。国内のクレジットカードに付帯できる国際ブランドは、Visa、JCB、MasterCard、American Expressの4つです。

多くのクレジットカードでは複数の国際ブランドを選択できますが、JCBカードSではJCBしか選ぶ事ができません。

JCBは国内であればほとんどのお店で利用可能なので特に不便を感じることはありませんが、海外だと利用できない国・地域があります。事前に確認しておきましょう。

したがって海外に行く機会が多い人にはあまりおすすめできないカードと言えるでしょう。

国内旅行傷害保険は付帯していない

JCBカードSには最大2,000万円の旅行傷害保険も付帯されていますが、適用となるのは海外旅行のみです。国内旅行の旅行傷害保険は付帯されていない点には注意しましょう。

また、海外旅行の傷害保険があるとはいえ、ケガなどで死亡または後遺障害が残るほどの重大な事故に巻き込まれたとしても、最大2,000万円と少々心許ないのが現状です。

JCBカードSの海外旅行保険だけで保証をカバーできるとは思わないほうがよいでしょう。

同じJCBカードから発行されている「JCBゴールド」や「JCBプラチナ」は年会費が必要ではあるものの、最高で1億円の旅行傷害保険が付帯されています。さらに海外旅行だけではなく国内旅行も補償対象となります。

出張や外出が多い人は、JCBゴールドやJCBプラチナの申し込みを検討してみてもよいのではないでしょうか。

JCBカードS 優待 クラブオフの内容を紹介

JCBカードSの目玉サービスであるJCBカードS 優待 クラブオフで受けられる優待サービスを表にまとめました。

優待施設 優待サービス
ある映画館 映画チケット1,800円→1,300円
温泉 入浴料金最大61%OFF
焼き鳥屋 料金15%OFF
水族館 大人5,600円→4,200円
カラオケ ルーム料金30%OFF

※2024年1月時点
※上記優待サービスは予告無く変更となる場合もあるのでご了承ください。

温泉施設の入浴料金が最大61%OFFになるのをはじめ、ある映画のチケットが500円OFFで購入できたり、カラオケのルーム料金が30%OFFになるなど、優待施設によってはかなりの割引率になっています。

カードの優待サービスは数パーセント程度の割引となっているものが多く、あまりお得感を感じないものが多いのですが、上記の表を見るとJCBカードS 優待 クラブオフの優待サービスは利用しなければ損だと思えるくらいの内容になっているのではないでしょうか。

JCBカードSとJCBカード・JCBカードWの違いは?

JCBカードSの比較対象としてよく名前が挙がるのが、同じJCBから発行されているJCBカードWです。

JCBカードSとJCBカードWどちらを選べば良いか分からないという人に向けて、両者のスペックを表にまとめました。

JCBカードS JCBカードW
年会費 永年無料 永年無料
申し込み年齢 18歳以上(高校生を除く) 18歳(高校生除く)~39歳
発行スピード 最短5分 最短5分
通常の還元率 0.5% 1.0%
付帯保険 海外旅行傷害保険(最高2000万円)
ショッピングガード保険(海外のみ最高100万円)
海外旅行傷害保険(最高2000万円)
ショッピングガード保険(海外のみ最高100万円)
スマホ保険 最大年30,000円(自己負担額10,000円) 無し
優待サービス JCBカードS 優待 クラブオフ 無し

両者を比較すると、まずJDBカードWには申し込み年齢に制限があることが分かります。40歳以上の人は必然的にJCBカードWには申し込みができません。

通常ポイント還元率はJCBカードSが0.5%、JCBカードWは1.0%となっています。したがって、ショッピングなどでポイントを貯めたいと考えている39歳以下の人にはJCBカードWが適しているといえるでしょう。

一方でJCBカードSは、優待サービス「JCBカードS 優待 クラブオフ」を利用可能なうえ、無料のクレジットカードでは珍しいスマホ保険も付帯されています。JCBカードのさまざまなサービスを利用したいと考えている人にはJCBカードSをおすすめします。

【最短5分】JCBカードSの申込方法

JCBカードSは「モバ即」を利用して申し込みをすれば、最短5分で利用可能です。モバ即での申し込み手順は大きく分けると以下の5ステップとなります。

  • ナンバーレスで申し込みを選択して基本情報を入力
  • 支払い口座の設定
  • 審査が実行されて結果がメールで届く
  • MyJCBアプリをダウンロードして本人確認をする
  • カードが指定先に郵送される

ナンバーレスで申し込みを選択して基本情報を入力

まずはJCBカードSの公式サイトにアクセスし、「ナンバーレスで申し込み」を選択します。会員規約を一通り読み「同意のうえ、入力に進む」をタップすると、氏名や住所など基本情報の入力画面になります。

間違いないように入力していけば特に難しいところはありません。

支払い口座の設定

続いて支払い口座の設定に進みます。

金融機関名・支店、出張署名・口座番号が必要になります。

あらかじめ銀行のカードや通帳など、上記の情報が分かるものを準備しておきましょう。

審査が実行されて結果がメールで届く

すべての入力が完了すれば審査が実行されます。

審査結果が分かればメールで連絡が入ります。

MyJCBアプリをダウンロードして本人確認をする

最短5分でJCBカードSを利用するには、「My JCBアプリ」のダウンロードが必要になります。

ダウンロードが完了したら、入会メッセージボックス内に記載されている「ID・パスワード」を入力してMy JCBにログインします。

その後、本人確認が実施されますが、本人確認に使えるのは以下の3点です。

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 在留カード

以下の本人確認証明のうち、ひとつを指示通りに撮影し、画像を送信します。本人確認が完了すれば、カード情報確認用のパスコードを設定しましょう。

最後にiPhoneならば「Apple Pay」、Androidならば「Google Pay」を設定できます。これでJCBカードSを店頭やネットショッピングなどで利用できるようになります。

カードが指定先に郵送される

審査が完了して最短で3営業日で、指定した住所にカードが郵送されます。

JCBカードSのキャンペーン情報

各会社のクレジットカードでは、1人でも多くのユーザーを獲得するため、さまざまなキャンペーンを実施しています。

JCBカードSでは期間限定で以下のキャンペーンを実施しています。
※キャンペーン期間:2024年4月1日~2024年9月30日

  • JCBカードWを使ってAmazonで買い物すると、利用金額の20%(最大15,000円)がキャッシュバック
  • キャッシングサービス設定&ショッピング1万円(税込)以上利用で5,000円抽選で200名にキャッシュバック
  • スマホのタッチ決済を利用すると利用額の20%(最大3,000円)をキャッシュバック

すべて利用すると、なんと最大22,000円分ものキャッシュバックを受けることができます

Amazonのキャッシュバックは買い物した金額の20%がキャッシュバックされることになります。つまり、最大金額である15,000円分のキャッシュバックを受けるためには75,000円分の買い物をしなければなりません。

必要もないのにキャッシュバック目的で買い物をするのは本末転倒なので注意しましょう。

家族カード同時入会のキャンペーンは、JCBカードSを作成する際に家族カードも同時に申し込むことで条件クリアとなります。

家族カードを1枚追加で作成すると2,000円キャッシュバックとなり、2枚作成すれば最大金額である4,000円のキャッシュバックを受けることができます。

キャンペーン内容を確認して、期間内でできる範囲のキャッシュバックを利用するようにするとよいでしょう。

JCBカードSに関するFAQ

最後にJCBカードSに関してよく取り上げられる質問に対する答えをまとめました。

JCBカードSがおすすめな人の特徴は?

JCBカードSとよく比較対象となるものにJCBカードWがありますが、両者を比較するとJCBカードWは通常ポイント還元率が1.0%でJCBカードSと比較すると2倍のポイント還元率になっています。

しかしJCBカードSには国内外20万ヵ所以上の割引優待がある「JCBカードS 優待 クラブオフ」が付帯されているほか、無料で作成できるクレジットカードでは珍しい「スマホ保険」も付帯されています。

したがって、JCBカードSに付帯されているサービスに魅力を感じている人におすすめできるカードといえるでしょう。

また、JCBカードWは申し込み年齢が18歳(高校生を除く)から39歳までと年齢制限があります。40歳以上の人はそもそもJCBカードWに申し込むことができません。

JCBカードSは年会費無料に条件がある?

JCBカードSは年会費永年無料です。年1回以上の利用や、一定額以上の利用で年会費が無料になるといった年会費無料の条件も特に設定されていません。

JCBカードSのスマホ保険はカード発行後にすぐ利用できる?

JCBカードSのスマホ保険は、JCBカードSにて対象の携帯料金を3か月以上支払っている事が適用条件のひとつになっています。

したがって、カード発行後すぐだとこの条件に該当していないため、カード発行後すぐには、スマホ保険の利用はできません

JCBカードS 優待 クラブオフにはどんなものがあるの?

JCBカードS 優待 クラブオフは、国内外20万ヵ所以上で最大80%OFFで利用できます。本人だけではなく、家族(配偶者、子など2親等まで)も利用できるため、家族全員で利用すればお得に旅行や食事が楽しめます。

一例としては映画鑑賞が、500円OFFの1,300円になったり、水族館の入場料も3,300円が2,800円になったりとお得に遊べます。

他にも、レストランやホテルなどの宿泊代金が割引になるなど、普段使いから旅行の時にも利用できる、嬉しい優待がたくさんあります。

まとめ

JCBカードSは株式会社JCBが2023年12月5日に、新たに発行を開始したクレジットカードです。

JCBカードSの「S」はスタンダードのSで、これまでJCBでは「JCB一般カード」というスタンダードカードを発行していましたが、2024年1月31日(水)に新規発行を終了します。なお、すでにJCB一般カードをお持ちの方は、引き続き利用できます。

JCBカードSの特徴をまとめると以下の通りです。

  • 年会費永年無料
  • 家族カード・ETCカードも無料で作成できる
  • 「JCBカードS 優待 クラブオフ」では国内外20万ヵ所以上の割引優待を受けることができる
  • 永年無料のクレジットカードでありながら年最大3万円(自己負担金10,000円)のスマホ保険が付帯

いっぽうで、国際ブランドはJCBしか選べない、通常ポイント還元率が0.5%と低いといったデメリットもあります。

JCBカードSの特徴を考慮すると、普段使いでポイントを貯める目的で所有するのはおすすめしませんが、多彩な優待サービスを目的として所有を検討しているのであれば、非常におすすめできるカードです。

JCBカードSは、「My JCBアプリ」をインストールすることで最短5分で利用できます。

◎関連記事