ガソリンを後払いできるアプリはある?クレジットカードが後払いにおすすめな理由も解説
現金が手元にないがガソリン代を入れたいときにもっともおすすめできる方法は「クレジットカード」で決済する方法です。
実際はクレジットカード以外の方法でも後払いが可能ですが、クレジットカードでガソリン代を支払うことには明確なメリットがあります。
そこで今回はガソリン代を後払いにしたいときクレジットカードがなぜおすすめできるか、またガソリン代を実質的に後払いにできるいくつかの具体的な方法・対応アプリについても解説します。
またガソリン代を後払いしたい方におすすめできる、いくつかのクレジットカードについても詳しく解説していきます。
目次
ガソリンの支払いを実質後払いにする方法
車をよく利用する方は「ガソリンが底をつきそうだけどお金がない」という状況に直面したことがあるかもしれません。
実は、ガソリンの支払いは「後払い」にすることが可能です。その方法について、5つの手段をそれぞれ解説していきます。
電子決済を利用する
ガソリンスタンドによっては、以下の電子マネー決済が利用できます。
- QUICPay
- iD
- nanaco
- WAON
- 楽天Edy
- 交通系電子マネー(Suica・PASMOなど)
それぞれの電子マネーがどのスタンドで利用できるかについては、以下の表をご覧ください。
ENEOS | QUICPay・iD・nanaco・楽天Edy・交通系電子マネー |
昭和シェル | iD・QUICPay |
出光 | 楽天Edy・交通系電子マネー |
コスモ石油 | iD・QUICPay・WAON |
※「enekey」や「EasyPay」などの独自の電子マネーを除く
このように、全国展開している大手ガソリンスタンドほど電子マネーが使える傾向にあります。特に「ENEOS」では最多の5種類(交通系を含めると14種類)に対応しています。
ENEOS以外も複数の電子マネーに対応していますが、店舗によって使える電子マネーの種類が異なる場合があるため、電話等で事前に確認しておくことをおすすめします。
QR決済が使える店舗もある
電子マネーだけでなく、以下に挙げる「QRコード決済」が使える店舗もわずかながら増えています。
- PayPay
- LINE Pay
- d払い
- 楽天Pay
- メルペイ
- au PAY
- ALIPAY
- WeChatPay
それぞれのQR決済がどのスタンドで利用できるかについては、以下をご覧ください。
JA-SS | PayPay・LINE Pay・d払い・メルペイ・auPAY・ALIPAY・WeChatPay |
ホクレンSS | PayPay |
QR決済に対応しているスタンドは非常に少ないですが、JAグループの「JA-SS」は複数のQRコード決済に対応しています。
電子マネーの対応状況で挙げたような大手スタンドでは、基本的にQRコード決済は利用できません。
ただし「ENEOS」では「Enekey」を発行することで、アプリを開きQRコードをかざすことで給油が可能です。この場合の支払い方法はクレジットカードとなります。
基本的には「残高がある」ことが前提
電子マネーおよびQR決済をガソリンスタンドで利用する場合は、基本的に「十分な残高がある」ことが前提となります。クレジットカードのような「オーソリで認証し金額については後から精算する」というやり方ができないからです。
ただし一部の「メルペイ(iD払い)」が利用できるスタンドでは、「メルペイスマート払い」という後払いサービスに登録しておくことで、実質的な後払いが可能です。
メルペイ(iD払い)は、給油時に「あと払い利用枠に1万円以上の空き」があれば給油が可能です。「あと払い利用枠」はクレジットカードの残高のように個人ごとに設定されるものであり、チャージの必要がありません。
この場合クレジットカードと同様に数日後に金額が確定し、利用枠から差し引かれます。後払いの支払い期間は利用月の翌月であるため、その場でお金がなくてもガソリンを給油できます。
クレジットカードを使う
ガソリン代はクレジットカード払いにすることで確実な後払いが可能なので、もっともおすすめできる方法です。
電子決済やQR決済とは異なり、クレジットカードは一部を除きほとんどのスタンドで利用できます。
基本的にスタンドでクレジットカードを使う際は、残高が1円以上あれば利用可能です。ガソリンは給油量が確定していないため後日決済処理が行われます。
そのため現金がなくても、残高が少しあればオーソリ(カードの認証)を通すことができるからです。
後払いアプリを使う
ガソリンスタンドは「atone」などの、いわゆる「アプリだけで完結するタイプ」の後払いアプリは基本的に利用できません。
ただし「メルペイ」や、物理カード発行に対応している「kyash」のカードなら、一定の条件を満たすことで一部スタンドの決済に利用できます。
JAFに助けの電話をする
JAF会員なら、燃料切れが発生した際にアプリまたは電話で連絡することで救援を受けることができます。
本来は「16,770円」の費用がかかりますが、JAF会員なら燃料代(実費)だけで済みます。
また、燃料切れしていない状態でも「ガソリン代を支払うお金がない」ことを伝えることで、後払いでの緊急給油に対応してくれる場合があります。
カードローンで一時的に凌ぐ
現金がなくてガソリンが入れられないなら、カードローンの利用も検討しましょう。
即日審査・融資に対応しているカードローンなら、最短20〜30分でお金を口座に振り込んでもらえます。
現金がないけどガソリンを今すぐ支払うならクレジットカード
現金がないときにガソリン代を支払いたいときに、もっともおすすめできる方法は、唯一確実に「現金を用意しなくても支払える」クレジットカードです。
次からはクレジットカードでガソリン代を支払う流れと、おすすめできる3つのクレジットカードについて解説します。
今すぐクレジットカードで支払う流れ
「iD」や「QUICPay」などの電子マネー決済に対応したクレジットカードなら、カード番号を発行した段階で「Google Pay」や「Apple Pay」に登録し、そのままスマホで決済できます。
具体的な手順は次のとおりです。
- スマホ決済・即日番号発行に対応したクレジットカードを申し込む
- 番号が発行されたら「Google Pay」や「Apple Pay」にカードを登録する
- スマホ決済に対応したスタンドで給油し支払う
この方法におけるカギは、物理カードだけでなく「バーチャルカード」の即日発行に対応したカード会社を選ぶことです。物理カードしか発行できないカード会社を選んでしまうと、受け取りまでに日数を要するからです。
また、カードが「Google Pay」や「Apple Pay」への登録に対応しているかどうか確認しましょう。
「iD」や「QUICPay」対応との記載があっても、カードの機能として搭載されているだけのケースがあるからです。
【最短10秒※】発行スピードが早いおすすめクレカ3戦
次は最短10秒で発行できる、3つのクレジットカードを紹介していきます。
JCBカードW
年会費 | 永年無料 |
審査・発行時間 | 最短5分 |
還元率 | 1.00%~5.50% |
ブランド | JCB |
電子マネー | iD・QUICPay・Suica・WAON |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 ショッピングガード保険 |
家族カード | あり(年会費無料・枚数無制限) |
ETCカード | あり |
キャッシング | 利用可能 |
JCBカードWは最短5分のカード番号発行に対応しているクレジットカードです。
カードの種類は「ナンバーレス」と「番号あり」のどちらかを選べますが、ナンバーレスなら20時までに申し込めば当日申し込みの扱いとなり、即日発行が可能です。
当カードは「Google Pay」および「Apple Pay」に対応しており、アプリに登録すればガソリンスタンドで「QUICPay」決済が可能となります。また「Apple Pay」のみJCBブランドのタッチ決済にも対応しています。
唯一の注意点は、当カードには「18歳から39歳」年齢制限があるという点です。
年齢制限に引っかかる方は、同じく最短5分での番号発行に対応している「JCB一般カード」の方をおすすめします。
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三井住友カード(NL)
年会費 | 永年無料 |
審査・発行時間 | 最短10秒※即時発行ができない場合があります |
還元率 | 0.5%~7.0% |
電子マネー | iD・WAON |
ブランド | VISA・MasterCard |
家族カード | あり(年会費無料・枚数無制限) |
ETCカード | あり |
キャッシング | 利用可能 |
三井住友カード(NL)は最短10秒での番号発行に対応しているクレジットカードです。
文字通り「即時発行」であることを売りにしており、信用情報に問題がなければ、申込後すぐにカード決済が使えるようになります。(※即時発行ができない場合があります。)
当カードは「Google Pay」および「Apple Pay」に対応しているため、カードを登録し「iD」対応のガソリンスタンドで利用できます。
またVISA・Masterそれぞれのタッチ決済にも対応しており、普段の買い物用途でも便利です。
ポイントを効率よく貯めたい・使いたいと考えている方にも当カードはおすすめできます。
通常時の還元率は「0.5%」ですが、特定のコンビニやレストラン、カフェ等でタッチ決済を利用すると、還元率が「7%」まで上がります。
※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
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三菱UFJカード(ニコス)
年会費 | 1,375円 |
審査・発行時間 | 最短翌日 |
還元率 | 0.40%~5.50% |
電子マネー | Suica・楽天Edy・ICOCA |
ブランド | VISA・Mastercard・JCB・AMEX |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 ショッピング保険 |
家族カード | あり |
ETCカード | 有料で追加可能 |
キャッシング | 利用可能 |
最後に紹介する三菱UFJカードは、申し込みから最短翌日で発行できるクレジットカードです。当カードはスマホ決済(Apple Pay)に対応しているため、「QUICPay」決済に対応したガソリンスタンドで利用できます。
当カードの特徴は高いポイント還元率です。セブンイレブンやローソンなどの対象店舗で買い物すると還元率が「5.5%」まで上がります。貯めたポイントは「Amazon」や「Google Play」のデジタルギフトに交換したり、他社のポイントに交換もできます。
三菱UFJカードは現在新規入会者に向けたポイントプレゼントキャンペーンを開催しています。利用開始日から累計10万円以上利用すると、1万円相当のポイントを受け取ることができるため、初めてクレジットカードを作成する方におすすめできます。
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どうしてもガソリン代が払えない時の緊急対処法
最後は、どうしてもガソリン代が支払えない時に実践できる、緊急対処法について解説していきます。
まずは人通りがない場所に停車する
燃料切れになりそうなときは、まずは路肩など人や車の通行の妨げにならない場所に停車させましょう。
惰性走行できないほど完全に車が止まってしまったときは、同乗者や他人の助けを借りながら車を押して、自力で安全な場所に移動させる必要があります。
JAFに連絡する
車を安全な場所に移動できたら、次はJAFに連絡して救援を求めましょう。
現金がなくても費用はクレジットカード払いできますが、非会員だと高額になるためあらかじめ入会しておくことをおすすめします。
ちなみにJAFが到着してから、その場で現金払い・クレジットカード払いで会員になることも可能です。ただし会員特典が適用されるのは「次回以降」となります。
近くのガソリンスタンドに助けを求める
ガス欠になった場所の近くにガソリンスタンドがあれば、助けてもらえる場合があります。
この場合、自分でポリ缶などにガソリンを入れることはできず、ガソリンスタンドが用意している携行缶にガソリンを入れてもらうことになります。
たとえガス欠に備えたいという理由でも、灯油用ポリ缶等の容器で運搬すると法律違反となるため注意しましょう。
よくある質問に回答
最後に、ガソリン代の後払いに関してよく寄せられる2つの質問に回答します。
フルサービスのスタンドでも電子マネー決済は可能?
利用者が自らタッチパネル等を操作して給油するセルフスタンドとは異なり、フルサービスのスタンドで電子マネーが利用できるかどうかは、店舗によって異なります。
可能なら、セルフで給油できるスタンドを選びましょう。
デビットカードで支払うことは可能?
ガソリンスタンドによっては、クレジットカードだけでなくデビットカードの支払いにも対応しています。
ただしカードによって給油できる条件が異なるため、注意が必要です。
- 住信SBIネット銀行デビットカード:少しでも残高があれば給油可能
- スルガVisaデビットカード:少しでも残高があれば給油可能
- 楽天銀行デビットカード:残高が10,000円以上で給油可能
- PayPay銀行Visaデビットカード:残高が3,000円以上で給油可能
上記のような異なる条件があっても、共通しているのは「利用分は後日引き落としになる」という点です。
この仕組みにより実質的な後払いが可能となりますが、引き落とし不能になった場合は別途請求が来たり、口座の利用が停止されることもあるため注意が必要です。
まとめ
クレジットカードがあれば確実にガソリン代を後払いできますが、スタンド側が対応していれば電子マネーでの決済も可能です。
また現金を確実に用意できるカードローンの利用もおすすめできます。
たとえ現金が用意できないときでも、ガソリンが完全になくなる前に手段を講じておくことをおすすめします。
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