最短5分で即日発行できるおすすめのクレジットカード10選!審査なしで作れるクレカは存在する?
過去に、クレジットカードの申し込みを行っても審査に何日もかかったり、カードが届くまでに数週間かかったといった経験をして、現在はクレジットカードを持っていないという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方には、即日発行できるクレジットカードがおすすめです。
現代では、「即日発行」・「即日利用」が可能なクレジットカードが増えています。スマホでのキャッシュレスが促進されたこともあり、申し込み完了後すぐにスマホ決済ができるクレジットカードもおすすめです。
この記事では「即日発行対応クレジットカード」の種類や、カードごとに異なる即日発行の手順についても解説していきます。
目次
今すぐ発行できる!即時発行可能のおすすめクレジットカード10選
即日発行できるクレジットカードの種類はいくつもありますが、どれを選べば良いのか分からないと感じる方は多いでしょう!
そこでまずは、即日発行できるクレジットカードのなかでもおすすめできる、以下のクレジットカードについてそれぞれどのような理由でおすすめできるのか、解説していきます。
発行までの時間 | おすすめポイント | |
三井住友カード(NL) | 最短10秒※ | 申込みはWebで完結 ※ 最短10秒発行受付時間:9:00〜19:30 (ご入会には、ご連絡が可能な電話番号をご用意ください。) |
JCBカードW | 最短5分 | 18歳〜39歳限定の高還元率カード |
三井住友カードOlive | 最短5分 | お金の管理や運用が1つのアプリでできる |
PayPayカード | 最短5分 | PayPay残高に唯一チャージできるクレジットカード |
ACマスターカード | 最短30分 | 全ての買い物はリボ払い |
三菱UFJカード | 最短翌営業日 | 対象コンビニでポイント5.5%の還元率 |
イオンカード(WAON一体型) | 最短5分 | アプリ利用での入会で最短5分で発行 |
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード | 最短5分 | デジタルカード・プラスチックカードを選択できる |
エポスカード | 最短30分 | 電子マネーへのチャージでポイント貯まる |
JCBゴールドカード | 最短5分 | ポイントの有効期限が3年に延長 |
第1位:三井住友カード(NL)【最短10秒】
発行スピード | 最短10秒※ |
年会費・入会費 | 永年無料 |
還元率 | 0.5%~7.0%※ |
カード受取方法 | 郵送 |
申込年齢 | 18歳以上(高校生を除く) |
※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスでポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。 ※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※最短30秒発行受付時間:9:00〜19:30(ご入会には、ご連絡が可能な電話番号をご用意ください。)
三井住友カード(NL)は三井住友カード株式会社が発行するナンバーレスのクレジットカードです。審査時間は最短10秒であるため即日発行が可能で、すべての申し込み手続きがネットで完結するのでおすすめです。※
年会費は永年無料であり、海外旅行傷害保険が付帯されています。三井住友カード(NL)の通常還元率は「0.5%」と高くはありませんが、対象店舗でタッチ決済をすると還元率が最大7%になります。
また会員専用ショッピングサイトである「ポイントUPモール」で買い物すると、最大「9.5%」もの還元率加算があるため、上手に活用すればかなり効率的にポイントを獲得できます。
獲得した「Vポイント」は専用アプリでいつでも確認が可能であり、買い物や景品交換、キャッシュバックや振込手数料に充当することができるなど、多彩な使い方ができます。
当カードは資産運用に活用できることでも有名です。「SBI証券」のNISA口座でクレカ積立を行うと、積立額に応じてVポイントが貯まるため、クレジットカードを資産運用目的に利用しようと考えている方には特におすすめできます。
第2位:JCBカードW【最短5分】
発行スピード | 最短5分 |
年会費・入会費 | 無料 |
還元率 | 1.0%~5.5% |
カード受取方法 | 郵送 |
申込年齢 | 18歳以上(高校生を除く)40歳未満 |
JCBカードWは、18歳〜39歳の方限定で申し込みできる業界屈指の高還元率を誇るクレジットカードです。
モバ即入会であれば、カードの申し込みから最短5分で審査が完了しカード番号が発行されます。カード番号はMy JCBアプリからすぐに確認できおすすめです。
申込年齢に条件がありますが、39歳までにカードを発行しておけば、40歳以降もずっと無料で持ち続けることができます。
家族カードやETCカードも無料で発行できるため、とってもお得なクレジットカードです。
一般のJCBカードと比較するとポイント還元率は2倍になります。さらに、街のポイント優待店(スターバックス・セブンイレブン・Amazonなど)ではさらにポイント還元率がアップするので、これらのお店を利用する頻度が高い方にはメリットが大きくおすすめのクレジットカードです。
第3位:三井住友カードOlive【最短5分】
発行スピード | 最短5分 |
年会費・入会費 | 無料 |
還元率 | 0.5%~20.0% |
カード受取方法 | 郵送 |
申込年齢 | 18歳以上(高校生を除く) |
三井住友カードのOliveは、お金の管理や運用が一つのアプリでできる画期的なサービスです。
Oliveは、このアプリ1つでクレジットカード決済、銀行口座の管理や振込手続き、資産運用などができます。
Oliveを利用するには、三井住友銀行の口座が必要になりますが、カードの申し込みと同時に口座開設手続きをすることが可能です。
カード番号は即日発行に対応しているので、審査結果が通知され次第、Oliveカードを利用することができます。
Oliveカードでは、リボ払いやポイント還元率のアップなどの特典プログラムが用意されているので、ポイントが貯めやすいカードと言えるでしょう。
また、アプリには家計簿機能もあります。アプリ内でクレジットカードや口座からの出金などと紐づいているため、支出の管理も簡単にでき、家計簿が苦手な方にもおすすめです。
第4位:PayPayカード【最短5分】
発行スピード | 最短5分 |
年会費・入会費 | 無料 |
還元率 | 0.5%~5.0% |
カード受取方法 | 郵送 |
申込年齢 | 18歳以上(高校生を除く) |
旧Yahoo!カードが改定されて新しくなったのが、2021年からサービスがスタートした新鋭の「PayPayカード」です。申し込みと審査をあわせて最短5分で即日使用できるようになります。
年会費はずっと無料であり、PayPayアプリと同様にコストは全くかかりません。
PayPayカードの利用金額200円ごとに1%のPayPayポイントがもらえ、基本還元率が「1.0%」というのは他のクレジットカードと比較しても高水準です。
このカードの最大の特徴は「PayPayポイントが貯まりやすい」という点です。今やかなりのユーザー数となったQRコード決済サービスである「PayPay」での買い物や「PayPayモール」という専用ショッピングサイトで現金同様に利用できるPayPayポイントは、非常に利便性が高いです。
PayPayカードの利用で付与されるPayPayポイントは、「Yahoo!ショッピング」や「LOHACO」といったショッピングサイトの利用で、さらに還元率が高くなるため、「Yahoo!ショッピング」や「LOHACO」をよく利用する方にはおすすめです。
第5位:ACマスターカード【最短30分】
発行スピード | 最短30分 |
年会費・入会費 | 無料 |
還元率 | 0.25% |
カード受取方法 | 郵送・自動契約機 |
申込年齢 | 18歳以上(高校生を除く) |
大手消費者金融であるアコム株式会社が発行するのが「ACマスターカード」です。自動契約機から申し込むことで、即日発行が可能です。
このクレジットカードは他のクレジットカードとは毛色が異なり、アコムのカードローン機能が付帯したクレジットカードで、すべての買い物がリボ払いとなります。そのため、今までアコムのカードローンをよく利用していた方にとっては違和感なく使えるでしょう。
分割払いやボーナス払いができないのは一つのデメリットとなりますが、一括返済をすれば手数料はまったくかからないため、普段の買い物では一括払いしか利用しない、という方におすすめできます。
還元率は「0.25%」と、他のクレジットカードと比較すると低めであるため、上記で挙げた「すべての買い物がリボ払いになる」点をメリットと感じられるかどうかがカギになります。
ちなみにACマスターカードは「ApplePay」と「GooglePay」の両方に対応しているため、カードを持ち歩きたくないという方にもおすすめです。
第6位:三菱UFJカード【最短翌営業日】
発行スピード | 最短翌営業日 |
年会費・入会費 | 無料※条件あり |
還元率 | 0.5%~5.5% |
カード受取方法 | 郵送 |
申込年齢 | 18歳以上(高校生を除く) |
「三菱UFJカード」は三菱UFJニコス株式会社が発行するクレジットカードです。VISAおよびMastercardブランドの発行であれば最短で翌営業日、JCBブランドカードであれば最短で2営業日以内に発行されます。
審査に関しては他のクレジットカード会社と同様です。大手銀行の三菱UFJ銀行系であるため審査が通りにくいという声もありますが、安定収入があれば学生や主婦でも申し込むことが可能です。
三菱UFJカードで貯まるのは「グローバルポイント」というポイントであり、基本的には商品・ギフトカードへの交換やキャッシュバックに用いますが、TポイントやPontaポイント、JALマイレージバンクなどの他ポイントに移行することも可能なので、ポイントの汎用性は高いです。
三菱UFJカードの通常還元率は「0.5%」ですが、対象のコンビニで買い物すると5%が加算されて「5.5%」となります。
第7位:イオンカード(WAON一体型)【最短5分】
発行スピード | 最短5分 |
年会費・入会費 | 無料 |
還元率 | 0.5%~1.0% |
カード受取方法 | 郵送・店舗 |
申込年齢 | 18歳以上(高校生を除く) |
イオンクレジットサービス株式会社が発行するのが「イオンカード(WAON一体型)」というクレジットカードです。アプリを利用すれば審査から最短5分で使える即日発行カードのひとつです。
イオンカードの特徴はなんといっても「WAONポイントが貯まること」です。イオングループ店舗以外で使用したときの通常還元率は「0.5%」と一般的なクレジットカードと同じですが、イオングループ店舗で使用すると「1.0%」になります。
以前は「ときめきポイント」と「WAONポイント」が分離されていたため利便性が低くなっていましたが、貯まるポイントが「WAON」に統合されたことにより分かりやすく、使い道が広がりました。
現在、新規WEB入会者を対象に最高5,000ポイントがもらえるキャンペーンも開催中なので、イオングループ店舗でよく買い物をするという方には強くおすすめできる一枚です。
第8位:セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード【最短5分】
発行スピード | 最短5分 |
年会費・入会費 | 無料※条件あり |
還元率 | 0.5%~2.0% |
カード受取方法 | デジタル・郵送 |
申込年齢 | 18歳以上(高校生を除く) |
ナンバーレスのデジタルカードとプラスチックカードのいずれかを選択できるのが「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス」カードです。デジタルカードを選択した場合は、最短5分で即日発行されます。
アメリカン・エキスプレスブランドは特に国内での加盟店が少ないためVISAやJCBと比較すると利便性で劣りますが、このカードは「QUICPay」に登録して使えるため、実はイメージする以上に多くの店舗で利用できます。
さらに嬉しい点が、通常還元率は「0.5%」ですが、QUICPayで決済すると通常還元率が「2%」まで上がることです。
この還元率は他のクレジットカードと比較しても類を見ない高さです。必ずQUICPay対応店舗で決済する必要がある、という縛りはあるものの、とにかく高い還元率で買い物をしたいという方には強くおすすめできます。
第9位:エポスカード【最短30分】
発行スピード | 最短30分 |
年会費・入会費 | 無料 |
還元率 | 0.5%~1.25% |
カード受取方法 | 郵送・店舗 |
申込年齢 | 18歳以上(高校生を除く) |
株式会社エポスカードが発行する年会費無料の「エポスカード」は、マルイでよく買い物をする人であれば、すでに持っている方も多いでしょう。
エポスカードはネット申し込みを利用した場合、即日発行が可能となっています。場合によっては数分で審査結果がメールで送付されます。カードの受け取り方を配達ではなく「エポスカードセンター」で受け取るように設定することで、申し込んだ当日にカードを受け取り利用することが可能です。
エポスカードの通常還元率は「0.5%」ですが、マルイや系列店で利用するとポイントを2倍獲得できるため、還元率は常時1.0%となります。また、マルイで定期的に開催されるポイントアップデーは、エポスカードの支払いでポイントが最大10倍もらえ、ネットショップでエポスカードを経由させると最大30倍のポイントアップが可能です。
さらにエポスカードは各種電子マネーへのチャージでもポイントが貯まり、電子マネーをよく利用している人にはおすすめです。モバイルSuicaや楽天Edyにチャージするだけでポイントが貯まるのは他のクレジットカードと差別化できる点だといえます。
第10位:JCBゴールドカード【最短5分】
発行スピード | 最短5分 |
年会費・入会費 | 11,000円 |
還元率 | 0.5%~5.0% |
カード受取方法 | 郵送 |
申込年齢 | 20歳以上 |
最後に紹介するのは株式会社JCBが発行する「JCBカードS」のグレードアップバージョンである「JCBゴールド」です。JCBゴールドの審査に要する時間は「JCBカードS」と同様であり、専用アプリでの即日発行が可能で、ゴールドカードを即日発行して欲しい人におすすめです。
JCBカードSとの大きな違いは年会費です。JCBカードSは年会費が無料ですが、こちらは年間で「11,000円」かかります。その代わり空港ラウンジサービスや最高1億円の海外旅行傷害保険、最高5,000万円の国内旅行傷害保険が付帯していたり、貯めたポイントの有効期限が3年に延長されているなどのメリットもあります。
規約では「20歳以上の安定収入がある人」が申し込めるようになっていますが、審査の難易度に関してはJCBカードSよりも高いといわれており、パートやアルバイト、個人事業で収入を得ている人は審査に通りにくいと言われています。
即日発行できるクレジットカードの特徴
申し込んでからすぐ使えるようになるクレジットカードが主流になりつつありますが、カードの種類によって「即日発行」の意味合いは少し異なります。
そこで次からは、即日発行できるクレジットカードの特徴について、
それぞれの方法を解説していきます。
バーチャルカード・デジタルカードの発行
もっとも多い「即日発行」は、専用アプリ上ですぐにクレジットカード番号およびセキュリティコードが発行されるタイプのバーチャルカード(デジタルカード)という形態です。
本来クレジットカードは審査に通り実際にプラスチックカードが送付されてくるまではカード番号がまったく分からなかったため、たとえ審査にすぐ通っても「即日発行」されるとはいえませんでした。
しかし近年では専用アプリが用意されているクレジットカードが多く、審査に通り申し込みが完了した段階でアプリ上にカード番号が表示され、すぐにオンライン決済で利用できるようになります。
また、
以上の規格に対応しているクレジットカードであれば、スマホのアプリにカード番号を登録するだけで、すぐに実店舗で利用できるようになります。
このシステムに対応しているクレジットカードは申し込みから利用までのプロセスが非常にシームレスであり、カードが届くまでの空白時間にやきもきさせられていた方でも安心です。今後はより一層このタイプの「即日発行」に対応するクレジットカードが増えていくと予測されます。
店頭受け取りのみで即日発行
次に多いのが、申し込んだ当日に特定の店舗でプラスチックカードを受け取れるタイプのクレジットカードです。今回紹介したクレジットカードの中では、「エポスカード」がこの形式に対応しています。
このタイプのメリットは、すぐに実店舗でクレジットカードが使えるようになる点です。Apple PayやQUICPayなどのキャッシュレス規格に対応していない店舗でもすぐにカードが使えます。実店舗での利用が目的の人におすすめです。
デメリットは、そもそもこの「申し込み後店頭受け取り」に対応しているクレジットカードが少ないという点です。現在は最初に解説した「バーチャルカード」の即日発行が主流となりつつあるため、クレジットカード選びの選択肢が狭まります。
仮カードを当日発行
カードを申し込み当日に店頭で受け取れるタイプと似ているのが、「仮カード」が即日発行されるタイプのクレジットカードです。
こちらは本カードが発行されるのではなく、ICチップやブランド表記がない「仮」のカードが発行されます。そのため即時使えるようにはなりますが、基本的に決済時はサインが必要になったり、限度額が本カードよりも低いなどの制限があります。今すぐ、一時的に利用したいために申し込むという人におすすめです。
今回紹介した中では「イオンカード」がこのタイプです。本カードと違い「WAON」は使えませんし、キャッシングも利用できません。
あくまでプラスチックカードが届くまでの代用だと考えれば、この即日発行形式に対応しているクレジットカードを選ぶメリットはありますが、やはりこちらも対応しているクレジットカードの種類は少ないです。
できるだけ早くクレジットカードを作るためのポイント
この記事をご覧のあなたは、できるだけ迅速に審査・発行してくれるクレジットカードを探しておられることでしょう。
実際には、クレジットカードを即日発行するためにはカード会社側が対応しているだけでは不十分です。そこで次からは、即日発行に伴い私たちユーザーに求められている点として、
以上のポイントを解説していきます。
必要書類・本人確認書類を準備しておく
クレジットカードを申し込む際には、手元に運転免許証やマイナンバーカード等の本人確認書類を用意しておきましょう。クレジットカード申し込みには必ず必要だからです。
現在は店頭申し込みではなくネット申し込みが主流となっており、本人認証に「eKYC」という、スマートフォン上で電子的に本人確認ができるクレジットカードも増えてきました。アプリ上で運転免許証および顔写真の撮影を行うだけで本人確認が完了します。
このシステムにより、免許証のコピー等をカード会社に送付する必要がなくなるため、カードが即日発行できます。
マイナンバーカードを持っている方は免許証を持っていなくても本人確認ができるので、便利でおすすめです。こちらもeKYCに対応しており、即時本人確認が完了します。
ステータスはゴールドよりも一般カード
クレジットカードを即日発行してほしいなら、カードのグレードはゴールドではなく一般カードを選びましょう。基本的にゴールドカードは一般カードよりも審査基準が厳しく、審査に時間がかかるからです。
ただし、すでに一般カードを保有している方がゴールドカードに切り替える場合は審査・発行までの時間が短くなる場合があります。ゴールドカードへの招待があるクレジットカードも同様であり、発行までの時間は短いです。
審査難易度が比較的甘いクレジットカードに申し込む
クレジットカードが即日発行できるかどうかは「審査が即時完了するかどうか」でもあるため、できるだけ審査難易度が低いクレジットカードに申し込みましょう。
ただし、クレジットカード会社ごとの審査難易度についてはかなり情報が錯綜しています。基本的にクレジットカード会社は審査基準を公表しておらず、そのためか審査難易度に関しては誤った情報が広がることも珍しくありません。
よくあるケースは、「個人信用情報がブラックでも審査に通る」として広まっているクレジットカードです。基本的に信用情報の金融事故を起こしている方は、どのようなクレジットカードの審査にも通りません。情報を鵜呑みにしてクレジットカードに申し込んでみたところ普通に審査落ちしてしまった、といった意見も多くあります。
以上のことから、ネット上で広まっている審査難易度に関する情報は参考程度にとどめておくべきです。それよりも、パートやアルバイトでも申込可能と明言されているものや、ゴールドカードではなく一般カードを選択する、といった方法を取る方が現実的です。
審査受付時間に申し込む
これはちょっとしたテクニックですが、クレジットカードの申し込みをする際はできるだけ審査を受け付けている時間帯に申し込みましょう。本人確認書類も必ず用意しておき、すぐ撮影できるようにします。
たとえば、今回最初に紹介した「三井住友カード(NL)」では審査時間が「午前9時から午後7時30分」となっているため、それ以外の時間で申し込んでも即日発行ができません。ネット申し込みに手間取り上記の時間を過ぎてしまった場合も同様です。
カード会社によっては審査を平日のみ受け付けている場合があります。そうなると土曜日や日曜日に申し込んでも審査が受けられず即日発行できないので、注意しましょう。
クレジットカードの審査に落ちて即日発行できない人の特徴
クレジットカードの申込みをしても、必ず即日にクレジットカードを発行してもらえるわけではありません。
また、今までクレジットカードの申し込みをしても発行されるまでに時間がかかった、または審査に落ちてしまった人には、いくつかの共通点がある可能性が高いのです。
それでは、クレジットカードを即日発行できない、または審査落ちしてしまう人の特徴として、
以上の点をそれぞれ解説していきます。
土日祝日に申し込んだ
クレジットカードを即日発行するには条件が設定されている場合があります。
例えば、審査受付時間が決まっていて、受付時間内に申込みをして審査結果をもらわなければ即日発行してもらえないなどです。
また、「土日祝日や連休などの申込みは、翌営業日に発行する」といった注意書きがある場合も即日発行はできません。
そのため、即日発行できる場合の条件などを確認して、なるべく時間にゆとりを持って申込みをおこなうことをおすすめします。
支払い遅延などで信用情報が傷ついている
申し込んだ本人の信用情報に傷が付いていると、審査に落ちる可能性が格段に高くなります。特に金融事故情報が記録されている「ブラック」状態の方は、クレジットカードの審査にはほぼ100%通りません。
過去に別のクレジットカードを利用していたとき、銀行口座の残高不足で毎月の支払いに何度も遅れたり、現在にわたって完済していないような方はほぼ確実に信用情報に傷が付いています。過去に債務整理や自己破産をしている方は、5年から10年ほど事故情報が残ります。
注意したいのは、スマートフォン本体の割賦契約を含む携帯電話料金の支払いが遅れても、信用情報に傷が付くという点です。クレジットカードの支払い遅れもなく、カードローンを利用したことがないという方でも、これが原因で知らないうちに信用情報がブラック状態になっていることがあります。
安定した収入がない
ほとんどのクレジットカードにおいて条件として掲げられているのは「安定した収入があること」であり、この条件を満たせない人は基本的に審査に落ちます。
ただし、無職の人は必ず落ちるのかというと、そうではありません。親に安定した収入がある学生や、本人は無収入でも配偶者に安定した収入があれば、審査に通ることも多いからです。
18歳未満・もしくは18歳以上の高校生
学生でも親に収入があれば審査に通ると解説したばかりですが、本人が18歳未満または18歳以上でも高校生であれば、そもそもクレジットカードに申し込めません。
これは各クレジットカードの規約にも記載されている点です。成人となる18歳以上で申し込めるカードは多いですが、注釈としてほぼ必ず「高校生は除く」という旨が記載されています。
高校生でクレジットカードを作りたいと思っている方は、学生でも作れるデビットカードを申し込んでみましょう。クレジットカード決済対応の店舗ならどこでも利用できますし、利用額は即時銀行引き落としなので使いすぎる心配もありません。
即日発行できるクレジットカードについてのよくある質問
それでは最後に、即日発行できるクレジットカードについて、よくある質問をまとめてみました。
即日発行できるクレジットカードは審査が甘い?
即日発行してくれるからといって、そのクレジットカードの審査が甘いわけではありません。
それぞれのカード会社の基準によって審査が行われるため、発行にかかる時間と審査の甘さは無関係です。
即日発行でも土日や祝日にクレジットカードを受け取ることはできる?
店頭受け取りに対応しているクレジットカードであれば、土日でもカードを受け取れます。しかし、この場合は即日発行の受付時間の間に申し込みをしていないと受け取れないため、注意が必要です。
クレジットカード会社ごとに即日発行の受付時間や曜日は異なっているので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
即日発行していち早くカードを受け取りたい場合は何が必要ですか?
クレジットカードを即日発行して早々にカードを受け取るには、店頭で申込みをします。
店頭で申込みをし、審査に通ることでその場で受け取れます。その場合は、審査に必要な申込書と提出書類に不備のないようにしなくてはなりません。
申込書にはもれなく、嘘偽りなく記入します。また、提出書類は申込む前に全て準備しておきましょう。
提出書類とは、本人確認書類と引落口座の情報です。店頭では印鑑なども必要になりますので、忘れずに準備しておきましょう。
学生でも即日発行クレジットカードを作れますか?
申込みを行い、審査に通れば即日発行可能です。
ただ、学生には学生専用のクレジットカードや学生にメリットがあるサービスが付帯しているカードもあります。そのため、即日発行にこだわらないのであれば、そういった学生用のサービスを重視してカードを作成することもおすすめです。
法人のクレジットカードは即日発行できますか?
即日発行できる法人のクレジットカードはほぼありません。
法人のクレジットカードを申し込んだ場合は、個人のクレジットカードと違う点があります。それは、法人と申込者を審査する点です。
個人のクレジットカードよりも審査する対象が増えることからも、審査から発行までに時間がかかると言われています。そのため、法人のクレジットカードは即日発行できないと認識しておきましょう。
まとめ
キャッシュレスの普及に伴って、申し込みから即日発行しすぐに利用できるようになるクレジットカードが増えています。今までクレジットカードは「審査やカードが届くまで待たされるのが嫌」と考えていた方でも、気軽に申し込める時代が来ました。
ただしクレジットカードによって「審査が即日」なのか、または「発行が即日」なのかが異なるため、その点を必ずチェックしてから申し込むようにしましょう。
即日発行のクレジットカードであってもカード会社の審査は必ずあります。カードのショッピング枠は割賦販売法に基づいて審査が行われますが、近年この審査には人工知能(AI)やビックデータが積極的に活用されています。申込者のカード利用履歴や返済実績、借入状況などから支払い能力を調べ、AIで分析することで今までよりも短時間の審査が可能になりました。即日発行を謳うクレジットカードが増えているのもこのような理由からです。年収が低いからといって審査落ちするとは限りませんが、信用情報機関の記録から返済能力に問題があると判断されれば、カード会社に関わらず審査落ちの原因となります。返済履歴に不安があれば、ご自身でも信用情報機関に対して本人開示を申請できますので、あらかじめ確認してから申し込みを行いましょう。
水野総合FP事務所代表。東京理科大学理学部卒業。相談、執筆・監修、講師、取材協力など多方面で活動する独立系ファイナンシャルプランナー。ライフプラン、投資・資産運用、不動産・住宅ローン、相続・資産承継といった幅広い相談内容に対応し、全国1000名を超える方から日本FP協会に寄せられる「くらしとお金」の電話相談を1年間担当。大手金融機関など毎月20本の執筆・記事監修に携わり、学校法人の非常勤講師として「金融リテラシー講義」を毎週行っている。
【保有資格】1級ファイナンシャル・プランニング技能士|CFP®︎認定者|宅地建物取引士|日本証券アナリスト協会検定会員補|証券外務員1種 他
【メディア掲載】毎日新聞|朝日新聞|中日新聞|東京新聞|朝日中高生新聞|物流産業新聞社|Yahoo!ニュース|女性自身|プレジデントオンライン|日本FP協会 他多数