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ソニー銀行住宅ローンはデメリットが多い?口コミの評判や金利・審査基準も解説

2023.12.15

ソニー銀行住宅ローンは、日本を代表する企業グループであるソニーグループ傘下の銀行ということで、安心して利用できるネット銀行です。

ソニー銀行は、インターネット上での取引を中心としたネット銀行です。

住宅ローンサービスにおいても低い金利水準と充実した団体信用生命保険(団信)、そしてインターネットを活用した便利なサービスを提供しています。

一方で、口コミや評価では自己資金を求められるあるいは審査が厳しいといった不満の声もあります。

ソニー銀行住宅ローンのメリットとデメリットを商品性や金利・審査基準、そしてインターネット上の口コミや評価も踏まえて解説していきます。

ソニー銀行住宅ローンについて

金利※ 変動金利 0.397%
固定金利当初10年 1.075%
固定金利全期間35年 2.207%
団信 特約(保険料) 一般団信(無料)
ワイド団信(0.2%上乗せ)
がん50%保障(無料)
がん100%保障(0.1%上乗せ)
3大疾病保障(0.2%上乗せ)
生活習慣病保障(0.2%上乗せ)
手数料(税込み) 融資手数料 変動セレクト住宅ローン:借入額の2.2%
固定セレクト住宅ローン:借入額の2.2%
住宅ローン:44,000円
一部繰上げ返済手数料 無料
印紙代 無料(電子契約)
抵当権設定登記の諸費用 物件や借入金額、地域、登記の
種類などによって異なります
登録免許税 借入希望額の0.4%
その他条件 最長返済期間 35年
返済方式 元利均等 / 元金均等
借入可能額 500万~2億円

※新規借り入れで自己資金10%以上の場合

ソニー銀行はエレクトロニクス分野で日本を代表するソニーグループ傘下のネット銀行です。個人の資産管理をメインとした業務展開を図っており、他のネット銀行と比較して一人当たりの預金残高が大きいことが特徴です。

外貨預金サービスが充実しており、個人の資産運用に活用されています。

 ソニー銀行の住宅ローンは、「変動セレクト住宅ローン」「固定セレクト住宅ローン」「住宅ローン」の3つの金利タイプから自分に合ったものを選択できます。

借入後に金利のタイプを変更できるところも特徴的です。フラット35は取り扱っていません。

ソニー銀行住宅ローンの金利プラン一覧

ソニー銀行住宅ローンの全期間における金利を新規借り入れの場合と借り換えの場合に分けてみてみましょう。

①新規借り入れの場合

  変動金利セレクト(住宅ローン) 固定金利セレクト(住宅ローン)※新規借り入れ時 住宅ローン
固定期間 自己資金
10%以上
自己資金
10%未満
自己資金
10%以上
自己資金
10%未満
自己資金
10%以上
自己資金
10%未満
変動金利 0.397% 0.447% 0.757% 0.807%
2年 1.082% 1.132% 0.982% 1.114%
3年 1.181% 1.231% 1.081% 1.221%
5年 1.350% 1.400% 1.250% 1.390%
7年 1.521% 1.571% 1.421% 1.551%
10年 1.475% 1.525% 1.075% 1.125% 1.375% 1.500%
15年 2.067% 2.117% 1.667% 1.717% 1.967% 2.112%
20年 2.254% 2.304% 1.854% 1.904% 2.154% 2.313%
20年超 2.307% 2.357% 2.207% 2.370%

ソニー行住宅ローンの新規借り入れにおける金利は、自己資金が10%以上ある場合には変動金利が0.397%、当初10年固定金利が1.075%と金利が低く魅力的な水準です。

②借り換えの場合

固定期間 変動金利セレクト(住宅ローン) 固定金利セレクト(住宅ローン) 住宅ローン
変動金利 0.447% 0.807%
2年 1.132% 1.114%
3年 1.231% 1.221%
5年 1.400% 1.390%
7年 1.571% 1.551%
10年 1.525% 1.125% 1.500%
15年 2.117% 1.717% 2.112%
20年 2.304% 1.904% 2.313%
20年超 2.357% 2.370%

ソニー銀行住宅ローンの借り換えにおける金利は、自己資金10%未満の新規借り入れと同じ金利水準になっています。自己資金がある場合の新規借り入れ金利の水準と比較すると、ややお得感が薄れます。

ソニー銀行住宅ローンは金利が安い?他金融機関の金利と比較

ソニー銀行住宅ローンの金利水準は他の銀行と比べてどうなのでしょうか。代表的な金融機関の住宅ローン金利と比較してみましたので確認しましょう。

  変動金利 当初10年(固定金利) 全期間(35年固定金利)
ソニー銀行 0.397% 1.075% 2.207%
りそな銀行 0.370% 1.515% 1.445%
イオン銀行 0.380% 1.210%
ネット銀行 0.320% 1.180% 1.700%
ARUHI 0.650% 1.010%※ 1.800%

※当初自己資金10~20%

ソニー銀行住宅ローンの金利水準は全体的に低く、特に変動金利と当初10年固定金利は業界内でも最安水準です。

ソニー銀行住宅ローンは口コミが悪い?デメリット

ソニー銀行住宅ローンの評判はどのようなものなのでしょうか。まずはよくない口コミ・評判を見てみましょう。

20年以上の長期固定は金利が高い

金利が他と比べてかなり安く設定されているので納得してサービスを選びました。固定金利と比べて変動金利のほうがかなり安くてよいと思いました。気になった点は、対面相談をしたいと思ってもそれは一部店舗でしか対応していません。やはりゆっくりと腰を据えての対面でのやりとりが一番安心できると思います。

20代男性

ソニー銀行住宅ローンの金利は、変動金利と当初期間固定の金利は業界内でも低い水準です。一方で、20年以上の全期間固定金利は他社と比較して、見劣りのする水準です。

長期間での固定金利での借り入れを検討している場合は、ソニー銀行以外の金融機関の金利もよく調べた方がよいでしょう。

ソニー銀行住宅ローンでは、変動金利や当初期間固定金利を選ぶ方が低金利での借り入れが可能です。

変動金利のリスクがある

自由に金利タイプを組み替えることができる点です。それも次月の金利を見ながらWebで申込ができるので、金利の動向を見ながら変動か固定か(さらにその中で複数の固定期間を選択可能)を決めることができるのは、先行き不透明な中で非常に魅力的でした。

40代男性

ソニー銀行の変動金利は0.397%(自己資金10%以上)と低水準です。

しかし、変動金利で借り入れることにはリスクもあります。変動金利は、金利が上昇すると支払う利子が増える、あるいは返済額自体が増える可能性があります。

日本では長く低金利が続いてきましたので、住宅ローンは変動金利にして金利を低く抑えることが結果的に最良の選択でした。

しかし世界を見渡すと金利は上昇しており、その影響から日本の物価が上昇し始めています。

物価の上昇が続けばこれまで低かった日本の金利が上昇していく可能性がありますので注意が必要です。

自己資金がないと貸付金利が上がる

ソニー銀行は業界水準と言われており利用者にも高い評価を得ているので利用することにしました。変動金利になるとさらに安い金利になるので、安い金利重視の人にはぴったりの住宅ローンだと思い利用しました。気になった点は頭金を1割入れないと金利が高くなってしまいます。最近は頭金を入れない人も多いので、貯金がない人にとっては大きなデメリットになってしまうのではないかと思います。

30代女性

ソニー銀行住宅ローンでは自己資金があるかどうかで、提供される金利が変わります。

例えば変動金利で見てみますと、自己資金が10%以上あれば0.397%になりますが、自己資金が10%未満だと0.447%になります。当初10年固定金利でも自己資金が10%以上あれば1.075%になりますが、自己資金が10%未満だと1.125%になります。

自己資金がないと金利水準が高くなりますので、頭金の用意ができない利用者は注意が必要です。

審査が比較的厳しい

審査の申し込み自体はネット完結でとても簡単でした。金利も低く条件はとてもよかったです。ただ審査にとても時間がかかり、並行して審査をお願いしていたネットバンクは審査申し込みから結果まで1-2日ほどだったのに、5日ほどたっても音沙汰なしでした。状況確認もできず不安がありました。

30代女性

ソニー銀行の住宅ローンの申し込み基準には、前年度の収入400万円以上という条件があります。

自営業者の場合は申告所得が400万円以上です。他の金融機関を見ると100万円以上で申し込みができる、あるいは年収に関する基準がない場合もありますので、年収400万円というのは他行と比べて厳しい条件になります。

ソニー銀行住宅ローンの良い口コミ・メリット

では良い口コミや評判はあるのでしょうか。ソニー銀行住宅ローンのメリットと合わせて見ていきましょう。

がん団信50が金利上乗せなしで付帯

多くの団信が用意されているのが最大のメリットだと思っています。その中でもがん団信は無料で付帯してくるのが素晴らしいです。保険が無料で付いてくるという点で驚きですし、保険料もかからないのは魅力的ですね。デメリットとしましては、事務手数料が高くなっており、しっかりと項目を読んでおかなければ後に困ることになります。

20代男性

ソニー銀行のがん団信50は金利の上乗せなしで加入できるとてもお得な団信です。

一般的な団信の内容である死亡や高度障害の保障とリビング・ニーズ特約に加えて、所定のがんと診断されたら住宅ローン残高の50%が保障されます。

通常、がん50%の団信は金利の上乗せが必要になるケースが多いのですが、ソニー銀行では無料で付帯できるのでお得です。

ワイド団信でも上乗せ金利が比較的安い

特に面白い特典や保険などはなくても、シンプルで金利が安く、手続き費用が抑えられているものがよいと思います。また、ローン残高や残り年数が少なくなったときに適用金利が変わるなどの複雑な仕組みがないものが良いと思います。不要な保険がない分金利などが抑えられていると感じました。

30代男性

健康状態に不安があるなどの理由で一般団信に入れない人でも、加入条件が緩和されたワイド団信であれば加入できるケースは多くあります。

しかし、ワイド団信は加入しやすい分金利の上乗せが必要になります。

ソニー銀行住宅ローンのワイド団信は0.2%の金利上乗せで加入することができます。通常の銀行ではワイド団信の金利上乗せは0.3%必要なケースが多いです。

ワイド団信の加入を考える場合はソニー銀行の低コストは大きなポイントになります。

頭金を入れるとさらに低金利で借入できる

ソニー銀行住宅ローンは、物件価格の10%以上の頭金で金利を下げることができ、またがん団信50が無料で付帯します。がんに関する保障が無料で付帯できるのは他の金融機関でも珍しく、もしもの時に備えられるので安心です。しかし、取り扱われている店舗数が限られているので、対面相談を希望するのであれば注意が必要です。

30代女性

ソニー銀行住宅ローンの金利は、すべての期間において他の銀行と比較しても競争力のある低水準です。しかし、頭金の有無によってさらに金利水準が下がります。

ソニー銀行住宅ローンの金利は2段階で設定されています。頭金を10%以上入れると全期間において低い金利で借り入れすることができます。

取扱手数料(保証料)が安い

現在の住居を購入する際にメガバンクとネット系バンクをいくつか候補にしました。ソニー銀行は基本的に全ての手続きがネットと電話で完結します。銀行窓口に行く煩雑さと移動時間も掛かりませんでした。金利自体は他にも安い所はありましたが、借入手数料・保証料が低額で繰上げ返済もネットにて何時でも無料対応となっています。トータルのコストと利便性があり選択しました。

60代男性

ソニー銀行の住宅ローンには取扱手数料(保証料)が安いという特徴があります。

「変動セレクト住宅ローン」と「固定セレクト住宅ローン」では借入金額の2.2%(税込み)です。こちらのタイプは他の銀行と比較して同水準であり、特筆するものではありません。

一方で「住宅ローン」では一律44,000円(税込み)となります。借入金額にかかわらず一律の手数料となりますので、他の金利タイプや他の銀行と比較して低手数料です。

初期費用を抑えたい人や借入額が大きい人にとってはコストパフォーマンスの良い商品となります。

物件購入価格+300万円まで借入できる

諸費用の安さと繰り上げ返済がいつでもできるため、この住宅ローンを選びました。

諸費用の一部を住宅ローンに含めて借り入れできるのはソニー銀行だけなので、おすすめです。

40代女性

ソニー銀行住宅ローンでは物件の購入価格に加えて300万円まで諸費用分の借り入れをすることができます。対象となる費用は、「取り扱い手数料」「登記に関する費用(登録免許税、司法書士手数料)」「火災保険料(新規・追加契約を行う場合)」「借り換えの場合の既存ローンに対する経過利息・違約金」「購入の場合の仲介手数料」になります。

不動産会社への仲介手数料などは物件の価格によっては大きな金額になりますので、その分まで借り入れできると自己資金に余裕を持つことができます。

ネット銀行では珍しくつなぎ融資にも対応

何よりも、変動金利が業界最低水準なのが一番の魅力でした。繰上返済もインターネットで1円から手数料無料で行えるのが便利です。店舗がないのは少し不安に感じましたが、専属のローンアドバイザーがついて相談に乗ってくれるというので、安心感はありました。注文住宅の場合は、先行融資に対応していないと使いづらいと思います。提携のつなぎ融資(アプラス)は金利や手数料が高いです。

40代男性

ソニー銀行ではネット銀行に珍しくつなぎ融資に対応しています。つなぎ融資とは注文住宅を建築する際の土地購入代金や工事着工金などのように、住宅が完成して引き渡しがおこなわれる前に発生する費用に対するローンのことです。

ソニー銀行ではつなぎ融資業者として、日本モーゲージサービス株式会社および株式会社アプラスの2社を紹介してくれます。

この2社のどちらかを利用した融資であれば、ソニー銀行はつなぎ融資に対応してくれます。

ソニー銀行住宅ローンの申込条件・審査内容

ここからはソニー銀行住宅ローンの申し込み条件や審査基準、そしてどうすれば審査に通りやすくなるかを解説します。

ソニー銀行住宅ローン6つの申込条件

ソニー銀行の住宅ローンを申し込むには以下の6つの条件を満たす必要があります。

  • ソニー銀行に円普通預金口座を解説
  • 満20歳以上65歳未満で、完済時満85歳未満
  • 前年度年収(自営業は申告所得)が400万円以上
  • 団体信用生命保険に加入できる人
  • 日本国籍、または永住権のある人
  • ソニー銀行第一順位の抵当権を設定できる人

ソニー銀行住宅ローンの申し込みにはソニー銀行の普通預金口座が必要になります。仮審査はなくても申し込めますが、本審査の完了までには開設が必要です。

ソニー銀行の申し込み条件で特徴的なのは年収基準400万円以上というところです。

それ以外の条件については、団信の加入や日本国籍であること、対象物件に抵当権の設定が必要になることなど標準的な内容で他の銀行とあまり変わりません。

ソニー銀行住宅ローンの審査は厳しい?

ソニー銀行住宅ローンの審査基準は公表されていません。しかし申し込み条件にある年収が400万円以上という項目は、他の金融機関の住宅ローン申し込み条件と比較しても厳しいものになります。

この条件から見てソニー銀行住宅ローンの審査は他の銀行と比較して厳しいと考えられます。

また、ソニー銀行住宅ローンは頭金が1割用意できるかで適用される金利が異なります。これもソニー銀行が融資の審査に際して、利用者の返済余力を厳しく見ていることの表れであると推測されます。

ソニー銀行住宅ローンの審査に落ちないために気を付けること

それではソニー銀行の住宅ローン審査に落ちないために気を付けることは何でしょうか。考えられる4つの対策を紹介します。

事前に自分の借入可能額を公式サイトでシミュレーションする

ソニー銀行のホームページでは、住宅ローンシミュレーションが無料で使用可能です。自分の借入限度額がどれくらいなのかを計算しておくことをおすすめします。

シミュレーションでは「借入希望額」「金利」「期間」「団信の種類」などを入力すると、月々の返済額や年間の返済額、総支払額などが簡単に計算できます。

返済額が自分の収入(額面)に対して大きくなりすぎないような借入金額にすることが必要です。目安として年間返済額は年収の25%以下が望ましいとされています。

できるだけ1割以上の頭金を入れる

ソニー銀行住宅ローンでは頭金を1割入れるかどうかで適用される金利が異なります。

これはソニー銀行が融資するうえで頭金の多さを重視していることの表れだと考えることができます。そのため、ソニー銀行の住宅ローン審査では頭金が多いほど通りやすくなることが考えられます。

自己資金を計画的に確保して、十分な頭金を用意してソニー銀行の住宅ローン審査に臨みましょう。

既存の借入がある場合は完済しておく

住宅ローン審査では返済比率が重視されます。返済比率を計算する場合、住宅ローン以外に借り入れがあるときはその別の借り入れも返済額に加味して計算がおこなわれます。

自動車やその他大きな借り入れがある場合は、返済比率が大きくなります。

住宅ローンの審査の前に既存の借り入れがある場合は、できる限り完済しておきましょう。

携帯電話やクレジットカードの延滞に気を付ける

携帯電話料金やクレジットカード料金の延滞にも注意が必要です。住宅ローンの審査においては利用者の個人信用情報が調べられます。

注意したいのはクレジットカードです。クレジットカードの支払いを延滞すると個人使用情報にその記録が残り、住宅ローンの審査では不利に働きます。

また、携帯電話の端末代金を24回や36回の分割払いにしている人も注意が必要です。

この分割払いもクレジット契約で支払っていますので、滞納すると審査ではマイナス要素になります。

ソニー銀行住宅ローンの利用がおすすめな人の特徴

ソニー銀行住宅ローンはどのような人に向いているのでしょうか。ここではソニー銀行の利用がおすすめな人と、ソニー銀行以外の利用がおすすめな人を見てみましょう。

ソニー銀行の利用がおすすめな人

金利タイプの変更を積極的におこないたい人

ソニー銀行住宅ローンは、借入期間中に変動金利と固定金利を変更することができます。金利の状況をみながら金利プランを変更させたい人にはおすすめです。

例えば、当初変動金利で借り入れをおこない、一定期間経過後に今後は金利が上昇すると考えたときには固定金利に変更して金利の上昇リスクを回避することができます。

変更はインターネットから手続きをおこなうことができるのでとても便利です。

なお、変動金利から固定金利への変更には手数料が掛からず、逆の固定金利から変動金利への変更は手数料が掛かる場合があります。

インターネットで申し込み手続きを完了したい人

ソニー銀行住宅ローンは仮審査の申し込みから本審査や契約まですべての手続きがインターネットでおこなうことができます。

また、借入後の金利タイプの変更や一部繰上げ返済などもインターネットから手続きが可能です。

契約後の手続きも一部繰り上げ返済のためだけに店舗へ行くことも手間と負担になります。

日中忙しくて銀行に行く時間がない人や近くに銀行店舗がない人にはインターネットだけで手続きが完了できるソニー銀行住宅ローンは大変便利です。

全期間固定金利を低費用で借りたい人

ソニー銀行の「住宅ローン」タイプの手数料は借入金額に関わらず一律44,000円です。金利リスクを取らないため全期間固定35年のローンを借りようとしている人にはコストが安くおすすめです。

 通常住宅ローンの取り扱い手数料は借入金額に所定の手数料率を掛けて計算されます。この方式だと借入金額が大きければ大きいほど手数料額は増えていきます。

他行との比較で金利がソニー銀行より低くても、手数料等の諸経費を合わせると結果的にはソニー銀行のほうが安くなるケースもあります。

ソニー銀行以外の利用がおすすめな人

年収が400万円近辺の人

ソニー銀行住宅ローンは前年の年収が400万円未満ですと申し込みができません。申し込みの最低ラインが400万円ですので、収入が400万円ぎりぎりの人は返済率や物件の内容など厳しく審査されることが考えられます。

他の銀行では収入基準が100万円の銀行や基準自体が数値で決められていない銀行もあります。そのような年収基準の緩い金融機関で申し込む方が審査に通りやすいでしょう。

年収400万円ぎりぎりの人は審査に通らないリスクを負ってソニー銀行で無理に申し込みをする必要はないでしょう。

頭金を1割用意できない人

頭金を物件価格の1割用意できない人もソニー銀行以外の金融機関を利用した方がよいでしょう。ソニー銀行の住宅ローンは頭金を1割用意できないと金利が高くなります。

また、頭金が少ないとソニー銀行では審査も厳しくなることが予想されます。

ソニー銀行と異なり、頭金の割合がいくらでも住宅ローン金利が変わらない金融機関はほかに多くあります。

インターネットでの取引が不安な人

ソニー銀行はネット銀行であり、住宅ローンもインターネットで申し込みが完結できるところが特徴です。

しかしインターネットでの取引には情報漏洩やなりすましなどのセキュリティ上の不安を感じる人が多くいます。また単純にインターネットの操作が苦手な人もいます。

そのようなインターネットでの取引に不安を感じる人にはソニー銀行の住宅ローンはおすすめできません。

近くに店舗があり、窓口で相談に乗ってくれたり教えてくれたりする金融機関を利用するほうがよいでしょう。

ソニー銀行住宅ローンの申込方法

ソニー銀行住宅ローンにおける申し込みの流れを仮審査から資金の借り入れまで、5つのステップに分けて説明します。

  • STEP.1
    仮審査の申し込み

    ソニー銀行のホームページから住宅ローン仮審査申し込みができます。

    この時点で書類の提出は不要ですが、ネットでの申し込みフォームに年収や物件の情報を入力する必要があります。関係書類を手元に用意して仮審査を申し込みましょう。

    仮審査の結果はメールで返ってきます。最短で60分以内に審査結果は帰ってきます。申込内容や時間帯によっては翌営業日以降になることもあるようです。

  • STEP.2
    本審査の申し込み

    仮審査の結果がでたら、次は本審査に進むことができます。

    仮審査の際に申告した年収や購入物件情報の裏付けとなる資料を揃えてアップロードします。

    書類を郵送で送ることも可能です。

  • STEP.3
    本審査結果の確認

    本審査の結果はメールにて連絡されます。本審査に通れば契約手続きに進めます。

    金利タイプ・ボーナス時の返済・返済日はこのタイミングで決定します。本審査には1週間から2週間程度かかります。

  • STEP.4
    契約の手続き

    契約手続きはインターネットから電子契約をおこなうことができます。書面での契約も可能です。契約手続き時にソニー銀行から紹介される司法書士との面談があります。

    契約手続きが完了するとソニー銀行からメールで契約内容の確認がおこなわれます。ここで契約内容や振込先の最終確認をおこないます。

  • STEP.5
    借り入れ

    借入金が利用者名義のソニー銀行口座に入金され、確認しておいた振り込み先に振り込みされます。この段階で契約が成立となります。

ソニー銀行住宅ローンの必要書類

ソニー銀行住宅ローンの申し込みにおいて必要な書類を、仮審査と本審査に分けて見ていきましょう。

仮審査(事前審査)

ソニー銀行住宅ローンの仮審査申し込みでは、書類の提出はありません。

インターネットから必要な情報を入力すれば、最短60分で仮審査の結果がメールで返ってきます。

本審査(正式審査)

  • 住民票の写し
  • 源泉徴収票
  • 住民税課税決定通知書または住民税課税証明書
  • 3年分の確定申告書(個人事業主の場合)
  • 3年分の納税証明書(個人事業主の場合)
  • 不動産売買契約書
  • 重要事項説明書
  • 建物の間取り図

ソニー銀行住宅ローンの本審査に必要な書類は、本人確認のための住民票の写しと収入を証明する源泉徴収票や住民税課税決定通知書、そして物件情報として不動産売買契約書等が必要になります。

個人事業主の場合、収入証明として3年分の確定申告書と納税証明書が必要になります。

まとめ

ソニー銀行住宅ローンの特徴は、全期間を通じて金利水準が低いことや団信が充実していること、そしてインターネットを活用した便利なサービスを提供していることが挙げられます。

ソニー銀行住宅ローンの重要なポイントは、頭金を1割入れるとどの金利タイプでも金利が低くなることです。ソニー銀行のメリットをしっかり受けたい人は頭金を十分に用意しておく必要があります。

一方で、申し込み基準の中には年収400万円以上という条件があり、借り入れにあたっては審査基準が厳しめだと考えられます。

ソニー銀行住宅ローンは年収基準を満たすことができ、頭金を1割以上用意できる人にはおすすめの住宅ローンです。

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